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2011年11月23日

2831 神経芽細胞腫は時に眼窩に転移して眼瞼皮下出血などの眼症状を示す

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神経芽細胞腫は時に眼窩に転移して目の症状を示すことが有るのでその症状を覚えておきましょう。しかしこの症状は極めて稀で、私(清澤)も30年の大学勤務で3歳の男児の一件を経験しただけです。その時の患者さんもやはりこの例のように目の周りが赤黒く両眼のパンダ眼(Racoon eyes)で受診していました。
ーーーー論文抄録の翻訳ですーーーーー

Eye (2006) 20, 466–470. doi:10.1038/sj.eye.6701912; published online 2005年5月13日公開

(Neuroblastoma with orbital metastasis: ophthalmic presentation and role of ophthalmologists)
眼窩転移を伴う神経芽細胞腫:眼科的症状と眼科医の役割

(著者S Ahmed, S Goel, M Khandwala, A Agrawal, B Chang and I G Simmons、リーズ教育病院NHSトラスト、リーズ、イギリス)

緒言:神経芽細胞腫は、主に眼窩に転移する幼児の腫瘍です。このような場合には、眼科医が、学際的な治療に関与します。三次紹介病院から集められた、この特異なシリーズは、眼科医会と眼科医がこのまれな疾患で果たす役割を詳しく説明するために使用されます。

方法:
1998〜2003年にリーズ教育病院に小児眼科と眼窩腫瘍部門でを受診した6人の患者を対象としました。眼科的な結果と眼科医の役割を評価しました。

結果:
初診時の平均年齢は29.8ヵ月(15〜69ヵ月)であった。フォローアップの平均期間は19.5ヵ月(その範囲は2〜58カ月)でした。一人の児童は、治療中に死亡しました。二人は治療を完了し、経過観察中です。

6人の子供が示した症状は、眼球突出4人、眼窩周囲の斑情状出血2人、眼球運動の制限2人、そして結膜下出血が1人。一人だけが失明した。

結論:
転移性眼窩神経芽細胞腫の患者での眼科医の役割は、単に支援する役割から、積極的に介入し眼窩合併症の管理のいずれにもなり得る。

眼科医は、原疾患と2次的な眼合併症の両方の治療に対する反応を監視するだけではなく、診断と病期分類にも関与している。
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