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2011年11月2日

2761 商品相場:資金逃避 欧州危機波及、下落幅2~3割:の記事です

ギリシャでは国家経済立て直しのための経済切り詰めを、来年1月に行う国民投票で国民に承認させようというギリシャ政府の背水の陣とも取れる方針が発表されています。しかし、ヨーロッパ連合の立てたギリシャ救済策を肯定的にとらえるギリシャ国民はわずか12%に過ぎないという状況では、その成否に疑問が有るという報道記事が見られています。そこでギリシャ支援を漸くまとめようとしているフランスとドイツの首脳も苦慮に追い込まれている模様です。要するに、ギリシャ危機を端緒とするユーロに対する不安はいまだに現在進行形ということでしょう。

昨日は、商品先物を扱う米国の大手企業でも破綻が起き、米国経済界にも暗雲が広がっています。この会社では、経営者が顧客の資産を会社の思惑に沿った投資に回していて行方が分からなくなった資金も存在するというスキャンダルに発展している模様です。

9784198629823しばらく前に”米国債を買わせるため金さえもが暴落させられる”という内容の本(新たなる金融危機に向かう世界 副島隆彦 (著) )が出ているのを見て、私はデフォルトが取り立たされる米国債など安全な資産ではないのおかしなことをいうものだと感じていました。しかし、この本が予言したことは、案外正しいのかもしれません。

10月6日と、少し前の記事なのですが、下の記事を読んでみると、世界が恐慌に突入するという今までと同じ流れの中でも、少し潮目が変わったということなのかもしれません。

ーーーー記事の引用ーーー

商品相場:資金逃避 欧州危機波及、下落幅2~3割
 今夏まで歴史的な高騰を続けていた金属や燃料、穀物などの商品相場が欧州債務危機の深刻化や世界経済の失速懸念を背景に急落している。リスク回避志向を強めた機関投資家や投機筋が資金を商品市場から引き揚げ、米国債など安全資産に急激にシフトさせたためで、銅などの非鉄金属から原油、大豆まで足元の価格は今年のピーク時に比べて2~3割も下落。市場では「下落幅、スピードとも08年のリーマン・ショック時以上」(大手商社トレーダー)との声も出ている。【窪田淳】

 銅価格の国際指標であるロンドン金属取引所(LME)先物価格は3日、1トン当たり6900ドル台に落ち込み、終値で1年2カ月ぶりに7000ドルを割り込んだ。史上初めて1万ドルを突破した2月からは約3割の下落。9月上旬までは9000ドル前後で推移したが、この1カ月間で一気に値を下げた。

 航空機や車などに使うアルミニウムは5月の高値から約2割、ステンレス鋼材の原料となるニッケルは2月から3割強それぞれ下落。車の排ガスフィルターに使われる貴金属の白金(プラチナ)も9月の1カ月間で2割弱下げた。

 急落の背景には、ギリシャなど債務危機の深刻化で欧州経済が冷え込み、それが日米や新興国など世界経済に波及することへの懸念がある。中国やインドなど新興国経済が変調すれば、商品相場の高騰を支えてきた原材料や食糧需要の右肩上がり神話が崩れる。

 実際、中国では欧州向け輸出減少やインフレ抑止を狙った金融引き締めなどで住宅販売が減少に転じるなど景気減速懸念が台頭。インドでも新車販売が大きく鈍化し、「新興国の成長率も来年にかけて相当落ちる」(大手銀)との見方が強い。

 リスクマネーの巻き戻しは原油相場も直撃。4月に一時1バレル=110ドルを超えていたニューヨーク原油先物(WTI)価格は80ドルを下回る水準に落ち込んだ。新興国の生活水準向上を当て込んで値を上げてきた穀物市場も同様で、シカゴ商品取引所(CME)の大豆先物価格は9月末、11カ月ぶりに1ブッシェル(27・2155キロ)=12ドルを割り込み、小麦、トウモロコシも今年の最高値から2~3割強下落。9月の在庫水準が市場予想を上回ったのがきっかけで、市場関係者は「投機マネーが一気に流出した」(黒瀬浩一りそな銀行アセットマネジメント部チーフ・ストラテジスト)と話す。

 さらに「安全資産」として資金を集め、9月6日に一時、史上最高値の1トロイオンス(約31グラム)=1923ドルをつけたニューヨーク金先物価格も足元では15%下落。欧州投資などで損失を出した投機筋が穴埋めに金を売却したためとされる。

毎日新聞 2011年10月6日 東京朝刊
ーーー引用終了ーーー

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