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2011年10月18日

2711 まぶたがピクピクして、物が見えにくくなりました:週刊現代記事

週刊現代
まぶたがピクピクして、物が見えにくくなりました

●相談者の悩み
少し前から、目が乾きやすく、
疲れるとまぶたがピクピクするのが気になっていました。
最近では、常にまぶたが重くて目が開けにくく、
物が見えづらいほどです。
いったい何が原因なのでしょうか。
(東京都・男性・55歳)

●回答者
清澤源弘(きよさわ・もとひろ)
清澤眼科医院 院長

‘53年長野県生まれ。‘78年東北大学医学部卒業、‘84年東北大医学部大学院修了。米国ウイリズ眼科病院、ペンシルベニア大学留学や、東北大学医学部講師、東京医科歯科大学眼科臨床教授などを経て、‘05年より現職

●回答
 お話をうかがうと「眼瞼けいれん」ではないかと思います。ただし、片側どちらかだけに症状がみられ、まぶただけでなく顔の他の筋肉にも違和感があるようであれば、「片側顔面けいれん」の可能性もあります。また、症状が似ている病気に、眼精疲労によって一時的に下まぶたがけいれんを起こす「眼瞼ミオキミア」というのもあります。きちんとした診断をするためには、眼科で専門医にかかることをおすすめします。
 眼瞼けいれんには、薬剤性と原発性の2種類があります。
 薬剤性の眼瞼けいれんは、抗うつ薬、抗不安薬や睡眠薬などの薬が原因で起こります。この場合は、薬の服用を止めると、症状が改善します。
原発性の眼瞼けいれんは、顔の筋肉を動かす顔面神経に指令を出す脳の部分に異常が起こって発症すると考えられています。なぜ脳に異常が生じるかはわかっていません。まれに、腫瘍ができたことで顔面神経が圧迫されて発症することもありますが、この場合は、けいれんは片側のまぶたにだけ起こります。
 初期症状としては、相談者のように目が乾きやすくなった、まぶたがピクピクする、また、まぶしくて目が開けにくいなどと訴える人もいます。
放っておくと徐々に症状は悪化していきます。目が開きにくいので、道を歩いていて人にぶつかってしまったり、自動車を運転していて事故を起こしてしまうケースもある。まぶしさや目の痛みが強くなり、昼間に外出できなくなる人もいます。また、視界の不快感で、抑うつ病を引き起こすことも多いので、そうなる前に眼科にかかりましょう。
 症状を改善させるには、まずは安静にすることが大切です。まぶしさを感じる場合は、サングラスを着用するなど、目に負担をかけないようにしてください。テレビやパソコンなど、目を疲れされる行為は控え、睡眠を充分にとるように心がけてください。
 治療には、ボトックスという薬を使用します。筋肉の緊張を和らげるために、ボトックスを目の周りに注射していきます。治療時間も短く、入院の必要はありません。効果の高い治療法ですが、3ヵ月程度で効果がなくなってくるので、定期的な注射が必要です。繰り返していくと、自然に治っていくこともあります。また、稀ですが、症状が重く、ボトックスを注射しても改善されない場合は、目の周りを囲っている眼輪筋を切除して目を開けやすくする手術を行う場合もあります。

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