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2011年9月30日

2650 -充血で診断する角膜炎ーという聖路加国際病院山口達夫先生の話を聞きました。

角膜感染症あれこれ -充血で診断するーという聖路加国際病院山口達夫先生の話を聞いてきました。(葛南地区眼科講演会平成23年9月29日の要旨です。)
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細菌感染症に対して、初期にヘルペスウイルス感染を疑ってゾビラクス使い、後に抗生剤が奏功してそれなりの視力が得られたような症例でも「訴訟になりかける」ようなことが合います。角膜感染症の治療は医師にとっても危険な領域である」という辺りから話は始まりました。

以後の部分を印象に任せて紹介しましょう。

フザリウムならば毛羽立った角膜侵潤を示す。 
真菌ならその感染はデスメ膜に向かって深く侵入する。
角膜深層にある強い混濁では、トレポネーマの子宮内感染も考える。

帯状角膜症を伴う結膜潰瘍ではヘルペス性結膜炎を考えます。ヘルペスでは、ステロイド、エピネフリン、プロスタグランジンのいずれもがヘルペス性角膜炎の再発を促す事が有ります。ヘルペス角膜炎では充血は強くて樹枝状角膜炎の端が丸く染まります。

220px-Acanthamoeba_polyphaga_cystアカントアメーバ角膜炎の特徴は見かけ以上の痛みが有ること。視力低下も、充血も2割程度です。この障害はコンタクトレンズを使っている若い女性に多く軽度から中等度の混濁を示します。角膜の結節状混濁を結ぶ線状の変化が代表的だそうです。危険なのは初診の開業医がアカントアメーバの可能性を忘れていること。角膜浅層に線状の混濁があって、角膜の結節状混濁をこの線状の混濁が結ぶ。網様充血は軽い。

ちょっと清澤は未消化ですが今晩はこんなところで。

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