小山政彦さんの話を聞いてあの単語はなんだったっけと今朝思い出したのがこのファッズです。時代の兆しを読めというお話です。
●「FADS・ファッズ」。
トレンドは長期間続くものですが、世の中には短命に終わる流行だってあります。こうした一時的流行のことをファッズといいます。ファッズには兆し、予兆といった意味もあります。ファッズはそれまでの常識を覆す「とんでもないもの」として迎えられますが、やがて忘れ去られてしまいます。ただ、ファッズはトレンドの予兆になる場合があるので、見過ごすわけにはいきません。
●「時流と不易」
世の中には「変わりゆくもの」と「変わらないもの」があります。そして、変わりゆくものには、はっきり変わっていくものと、ゆっくり変わっていくものがあります。はっきりとは、3~5年で変化するもの、ゆっくりとは、30年~50年、あるいは100年以上時間をかけて変わるものの事です。
換言すると、はっきり変わるものが「時流(流行)」、ゆっくり変わるものは「不易(原理原則)」です。
○別のコンサルタント氏は小山社長のこんな言葉を拾っています。
『不景気こそ新しいことにチャレンジするチャンスなのだとお伝えしてきました。なぜなら不景気では、これまで世の中で、正しいと信じられていたことが、あっという間に変わってしまうほど、人々の価値観や消費行動が変わってしまうからです。
では、どうすれば新しいことにチャレンジして成功を収められるのでしょうか。
それには、まず過去5年のfads(ファッズ)を徹底的に見ることから始めます。そしてfadsは、一時的な流行で2~3年で消えていく流行、商品と、その後の大きな流れになる流行、商品に分かれます。
「何でこんなものが流行っているのか?」と、奇異に見える流行を、否定的に見るのではなく、「これは次の時代のどんな兆しとして現れているのか」というfadsとして捉え、それを真剣に見極めることが、非常に重要なことだと私は思います。fadsの好例はインベーダーゲームです。70年代後半に喫茶店に置かれていたゲーム台で、若者だけでなく大人も夢中になって遊びました。それがファミコンやプレステ、Wiiへと続くテレビゲームのfadsだったわけです。』
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