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2011年9月12日

2597 CGと人体解剖学が創る新しい世界 知っておきたい人体製作のツボ:だそうです

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今日の眼のニュースです。

横浜で開催された「CEDEC 2011」では、CGデザイナー向けの講義,「CGと人体解剖学が創る新しい世界 知っておきたい人体製作のツボ」を、宝塚大学大学院 桜木晃彦教授が講義したそうです。そのあらましを記事を参考に勝手にサマライズしてみます。(出典にリンク

この演者名で探してみたら、先週、高円寺駅前の本屋で見かけた人の漫画をいかにリアルに描くかという本の著者でした。その時は買うほどのこともないが、面白そうな本だなーとは思ったのですが。
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「人類が取り組んできた知的作業は,サイエンスとアートの二つに分けられる。古代には,これらは同じ学問として取り組まれてきたが,現代では,その両方に取り組んでいる人は少ない。サイエンスとアートを一括りにして取り組むのが難しいのは,それらが扱うテーマが広すぎるからだ。

従来は「サイエンスとアートの共通言語」がなかったが、その後,CG(コンピュータ・グラフィックス)が登場し,それをサイエンスとアートの共通言語として用いることが可能となった。

「人体製作のツボ」は「人体はひとつながりである」ということと、「人体は常に動いている」といったことである。

『工業製品と人間はまったく異なる』と意識することで,かなり良い人体モデルを作れるはずである。机に置かれたグラスを取ろうとすると,人間は手だけでなく,肩や胴体を動かしたり,頭を対象物に向けたりする。このように,人体の動きは全体としてひとつながりになっている。

人体は常に動き続けている。人体の中で常に動いているものの代表が眼球である。人間の姿をしていても,眼球を動かさず,一点だけを見続けているだけで人形のように感じるし,逆に動きをつけるだけでグッと人間らしく見える。

 010「ここを外しちゃダメだろう CGによる人体ダメなものランキング」。これは,人体のCGをよりリアルなものにするうえで注意したい点。

第5位として,「体幹の動き」
第4位としては,「皮膚の素材感」。
第3位は「表情筋」。CGアニメには,キャラクターの表情が怖く,よく表現できているものが少ない。これは,表情筋の働きを理解できていないことが原因。 表情筋は,必ずしも「表情をつけるための筋肉」ではなく,「顔の窓」(眼,口,鼻,耳)を開け閉めするための筋肉なのだ。表情筋の形状は放射状または輪状になっており,複数の表情筋の動きにより,表情が作られている。
019第2位として,「肘から手の動き」
第1位は,「肩の動き」。

生物としてのヒトの特徴は,発達した脳で複雑な言語を生み出し,器用な手を使って道具を作り出した。それらが可能となった背景には,直立二足歩行がある。ヒトは60%以上の時間,一本足で立っており,その動きに適応してきた。

人体表現は難しいけれど,ツボを押さえればそれほどではない。おいしいところをつまみ食いするという気持ちで取り組めば,格好良く人体を表現できる。
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清澤のコメント:ボトックスを表情筋に注射して、眼瞼けいれんを止めるのだけれど、その時にどこまで動きを止めてよいか?ということが問題になります。この講義の内容を抑えておくと、不自然な表情を作ってしまうことが少しでも防げそうな気がしました。

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