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2011年8月24日

2542 節電での暗いオフィスがもたらす意外な悪影響を調査という記事です

原子力発電所の停止による今夏の電力不足は何とか峠を超えられたという報道が見られました。電力の不足に対して、ネオンサインを消すとか、冷房を弱めるという程度ならばともかく、従来は労働衛生の観点から必要であるがゆえに設置されていた蛍光灯の数を間引くなどの措置が、健康への影響への配慮をすることなく行われている現状には多大な問題があると思います。

現に、網膜色素変性症の患者さんなどは照明を落とした駅の通路などの中で、手探り状態でなければ歩けないなどと言う笑えない不都合も聞きます。また先日は、スポーツの場でも照明の削減が選手を苦しめ危険にさらしているという話を聞きました。

そのような中で参天製薬では節電での暗いオフィスがもたらす意外な悪影響を調査しています。

ーーーー引用開始ーー

Webマーケティング 2011年8月24日 18:30
節電で暗いオフィスがもたらす意外な悪影響とは? — 参天製薬調べ
japan.internet.com 編集部

東日本大震災後に初めて迎えた夏が過ぎつつある中、企業や家庭では節電への取組みが進み、消費電力は大きく削減することができ、大規模停電や計画停電の復活は回避することができそうな状態だ。しかし、節電によって空調を抑え、暗くなったオフィスでは、暑さ以外にも身体に思わぬ影響を与えているようである。

疲れ目の改善や眼病予防に効果のある有効成分を含んだ目薬「サンテドウ プラスEアルファ」を発売している参天製薬は、首都圏(一都三県在住)に在住でオフィス勤務の20~49歳の女性3,689名に対して「オフィスの節電と疲れ目に関する実態調査」を実施し、結果を公開した。

「サンテドウ プラスEアルファ」は、目の神経機能を回復させるビタミンB12をはじめ、目のピント調節機能を改善するネオスチグミンや抹消血管の血流を良くする天然型ビタミンEなど5つの有効成分を配合し、目の疲れの改善や眼病予防などに効果的な目薬だという。

● オフィスでの節電、約半数が「オフィスを暗くしている」

まず、各企業での節電の実態について聞いた質問で、最も多かったのは「エアコンの設定温度を高めに設定している」で82%となった。以下、「オフィス以外のスペースの照明を暗くしている」(68%)、「オフィスの照明を暗くしている」(56%)、「就業時間を変更している」(10%)、「省エネ機器を使っている」(7%)と続いている。エアコンによる節電に次いで、照明の節電を実施している企業が多いようだ。

そして、この質問で「オフィスの照明を暗くしている」と回答した500名に対して「照明の節電について具体的におこなっていること」について聞いた質問では、「使う照明の数を制限している」が95%と最も多く、次いで「照明をつける時間帯を制限している」が35%で、「手元照明を使うようにしている」という人も7%いた。

また、「使う照明の数を制限している」と答えた回答者に、「節電前と比べて、オフィスの照明は何割くらい制限していますか?」と聞いたところ、「3割程度」と答えた人が最も多く36%。以下、「2割程度」と「5割程度」が同率で21%、「4割程度」(12%)、「6割程度」(2%)と続いた。明らかに普段より暗いオフィスで仕事に取り組んでいるようである。

● “暗いオフィス”の悪影響 ~ 眼や身体の疲れ、士気の低下、トラブルも

では、こういった節電による「暗いオフィス」で働く人には、どのような影響があるのだろうか。

「オフィスの照明を暗くしている」と回答した500名に行った「節電でオフィスの照明が暗くなったことによる変化は何ですか?」という質問に対して、最も多かったのは「疲れ目を感じる頻度が増えた」(38%)という回答だった。また、「周りで疲れ目を感じている人が増えた」と答えた人も31%を占め、節電により暗くなっているオフィスでは、普段よりも目が疲れやすくなっているようだ。この他には、「体が疲れやすくなった」(28%)、「仕事の効率が落ちた」(23%)、さらには、「会社に行くのが億劫になった」という人も16%いた。暗いオフィスが目や身体の疲れやモチベーションの低下に繋がっていることがわかった。

節電でオフィスの照明が暗くなったことによる変化は?

また、「オフィスの照明が暗くなったことでのトラブル・失敗」について聞いた質問には、「パソコンのディスプレイが眩しい。(31歳)」、「文書が読みづらい。(24歳)」など、やはり「疲れ目」の原因となりうる回答が多く挙がっている。その他にも、「暗くて人とぶつかりそうになった。(38歳)」、「暗くて営業していないのではないかと思われた。(48歳)」、「窓口に来たお客様から『暗すぎる』と苦情があった。(30歳)」など仕事に様々な影響をもたらしているようだ。

● 暗いオフィスの「疲れ目対策」、実践しているのはわずか15%

調査では次に、オフィスに様々な影響をもたらしている「照明の節電」の影響で最も大きい「疲れ目」についてさらに調査を行っている。

「節電でオフィスの照明が暗くなったことによる疲れ目の対策をおこなっていますか?」と聞いた質問では、「おこなっている」と答えた人はわずか15%に留まった。また、「オフィスの照明が暗いことに対するあなたの『疲れ目対策』は十分だと思いますか?」という質問にも、69%と7割が「十分ではない」と回答している。暗いオフィスで目の疲れを感じる人が多い一方で、その対策が十分に取れている人は意外にも少ないようだ。

一方、「疲れ目対策」をおこなっている人を対象に、具体的にはどのような対策をとっているかを聞いた質問では、最も多かったのは「目薬を使う」で89%。以下、「目のマッサージをする」(43%)、「定期的に目を休める」(36%)、「目を温める」(26%)と続いている。最も支持を集めた「目薬」は、場所や時間を問わず誰にでも手軽に利用できる手段として人気の「疲れ目対策」となっているようだ
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清澤のコメント:
作業を行う部屋の照明については日本では実際には基準よりも明るく設計されていることが多いそうですけれども、事務所衛生基準規則(昭和四十七年九月三十日労働省令第四十三号)

では、(照度等)

第十条  事業者は、室の作業面の照度を、次の表の上欄に掲げる作業の区分に応じて、同表の下欄に掲げる基準に適合させなければならない。ただし、感光材料の取扱い等特殊な作業を行なう室については、この限りでない。
作業の区分 基準
精密な作業 三百ルクス以上
普通の作業 百五十ルクス以上
粗な作業 七十ルクス以上
とされているようです。

照明の暗さによる眼の疲れに対して、照明を再び強めるという本来行われるべき対策を取らずして、点眼薬でしのぐという参天製薬に有利と思われる対策が果たして有効であるかどうかについては疑問があるような気がいたします。

けれども、オフィスの照明を減ずるという、健康に害のある節電の対策が現在広く取られてしまっているという現実を示して見せたこの調査の意味は大きいと思います。現場担当者が節電という言葉に踊らされて勝手に照明を消してしまうということの弊害は大きいと思います。
現場では消灯を唱える側が節電という錦の御旗を掲げているだけに、暗くて不都合であるという発言はきっとし難いことでしょう。その場合には長い間かけて整えられてきた照明の必要量の基準はおそらく無視されているのでしょう。

今後、原子力発電の使用をあきらめ、国民の電力消費量を減らして対応してゆくのか、何のかのと言いながら国民の使用する電力を原子力発電に戻してゆくのかは、今後の大きな問題ではあることでしょう。

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