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2011年8月6日

2503 屋外部活で眼病(瞼裂斑) 紫外線対策を:というニユースです

屋外で行われる学校の部活動をしている生徒には紫外線の影響で増える瞼裂斑の頻度が多いという研究成果が金沢医科大学眼科の佐々木洋教授らから発表されたそうです。
紫外線が瞼裂斑の原因になっているというお話は従来から伺っておりましたが、また新たなエビデンスが得られたのですね。

ーーーニュースの引用ーー

屋外部活で眼病 紫外線対策を

8月6日 19時1分 NHK

紫外線の影響で白目が隆起する「瞼裂斑(けんれつはん)」と呼ばれる目の病気について、屋外で部活動をする中学生で初期症状がある割合が高くなっていることが、厚生労働省の研究班の調査で分かりました。専門家は子どもの目の紫外線対策が必要だと指摘しています。

「瞼裂斑」は紫外線の影響で白目が変色して隆起する病気で、進行するとドライアイになったり、将来白内障にかかるリスクが高くなったりするとされています。調査は金沢医科大学の佐々木洋教授など厚生労働省の研究班が行い、石川県内灘町の中学生およそ300人を対象に目の状態を調べました。その結果、中学1年生では瞼裂斑の初期症状のある割合が26%で、3年生になると42%に増えていることが分かりました。また、屋外で活動する野球部では62%、ソフトボール部が55%、サッカー部が43%の生徒に初期症状がある一方、バレーボール部や弓道部など屋内で活動する部では30%以下でした。佐々木教授は「これほど多いとは想像していなかった。帽子やサングラスを使うなど子どもの紫外線対策が必要で、学校でも対策を始めてほしい」と話しています。
ーーー引用終了ーーー
瞼裂斑と翼状片はとてもよく似た病変です。その両者をallaboutvisionを参考に(http://www.allaboutvision.com/conditions/pinguecula.htm)ちょっと説明してみましょう。

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瞼裂斑(Pinguecula)
瞼裂斑は黄色で少し肥厚した結膜組織で、角膜に沿った強膜上にできます。これは通常、上下の瞼の間にでき、そこは太陽にさらされる所です。 特に太陽の下で多くの時間を過ごす中年や高齢者に多くみられる一方で、それはまた、帽子やサングラスて目を保護しない若い人々や子どもたちでも見つけることができます。

瞼裂斑の徴候と症状
瞼裂斑はほとんどの人では何も症状を引き起こさない。しかし刺激性のある瞼裂斑は異物感を引き起こします。瞼裂斑は時に、瞼裂斑炎をおこし、腫れや炎症を起こす。眼の赤みは通常、太陽、風、ほこりや極端に乾燥した状態におかれると起ります。

瞼裂斑の治療
瞼裂斑の治療は、症状の重症度によって変わります。依存します。誰でも太陽の有害な紫外線の照射を避けることによって、恩恵を受けることができます 。

湿潤用の点眼剤が軽い瞼裂斑でドライアイの刺激や異物感を取り除くために処方されることがあります。ステロイド点眼薬や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は重篤な炎症と腫れを緩和するために必要な場合があります。

瞼裂斑の外科的切除が、それは視力に支障のあるとき、コンタクトレンズ装用や瞬目に障害があるとき等の深刻なケースでは考慮されることがあります。 しばしば、瞼裂斑は翼状変の形成につながることがあります。

pterygium
翼状片(Pterygium)
翼状片は、角膜に侵入する強膜上の結膜のくさび形の増殖です。翼状片は良性(非癌性)の増殖ですが、目の血管を含んでいて瘢痕組織を形成します。

翼状片は眼を覆って成長している組織や膜に似ているので、これを持つ人は個人的に見かけが心配になることがあります。瞼裂斑と同様に、翼状片は太陽からの紫外線に長時間さらされる事がその形成に関与している可能性があります。

翼状片の徴候と症状
多くの人々は、翼状片があっても症状はなく、治療も必要としない。時に翼状片は赤く腫れることがあって、そして一部が肥厚することがあります。これは、これが外観についての懸念を引き起こしたり、眼の異物感の原因になる事があります。 大きくて進行した高度な翼状片は、実際に角膜の表面に歪みを起こさせ、乱視の原因になる可能性があります 。

翼状片が大きい場合や炎症になった場合は、外科的切除が必要になる場合があります。

翼状片は、どのように扱われるか
治療は翼状片の大きさとそれが引き起こす症状によります。翼状片が小さいけれども炎症を起こすならば、眼科医は腫れや赤みを減らすために湿潤剤または軽度のステロイド点眼液を処方することがあります。

場合によっては、翼状片は外科的切除が必要です。 翼状片は、医師の診療所の処置室で、または手術室で切除されるかもしれません。数々の手術手技が、現在も翼状片を切除するために使用されています。それはあなたのために最良の術式をあなたの眼科医が求めるからです。

軽症の翼状片の場合には、局所麻酔薬だけを目の表面の痛みを和らげるために手術前に使用することができます。翼状片を外科的に切除するとき、瞼は開瞼器で開いたままにします。手術には30分以上はかからないでしょうが、手術後にはおそらく一日か二日の保護用眼帯を着用する必要があります。あなたは、次の日には仕事や通常の活動に戻ることができるはずです。

太陽からの紫外線への暴露は、瞼裂斑と翼状片との疑われる原因となっています。オークリー社から販売される目を包み込むタイプのサングラスは、すべての角度から目を保護します。

残念ながら、翼状片はしばしば外科的切除後に再発します。 実際に、ある研究では、最大40%の再発率が示されています。再発のリスクはまた、ヒスパニック系が白人よりも翼状片の再発のリスクが高いなど、民族グループ間で異なるように見えます。

翼状片を手術で除去した後の再成長を防ぐために、眼科医は患部の上に、眼の表面組織を縫合したりあるいは接着剤で張り付けて覆うことがあります。自家結膜自己移植と呼ばれるこの方法は、安全かつ効果的に翼状片の再発のリスクを軽減することが示されています。

マイトマイシンなどの組織の成長に寄与する代謝プロセスを送らせる薬(代謝拮抗剤)が、局所的に点眼されることがあります。 翼状片を除去した後数週間は、ステロイドの点眼剤を腫れを減少させ、また再発を防止するために使用することがあります。

翼状片の除去も、特にすでに乱視を持っている人では、乱視を誘発する可能性があることに注意してください。

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