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2011年8月6日

2502 高緯度に住む人間は、より大きい目と脳を持つというお話

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「高い緯度に住んでいる人間は、長い冬と曇った日の間の不足する光に対応するために、より大きい目とより大きい脳を持つと、英国の科学者は言いました。記事によると、 『著者は世界の12の集団から55の頭蓋骨を集め、眼窩と脳の体積を測って、緯度に対する変化を分析しました。 筆頭著者のEiluned Pearce は、「我々は、緯度が眼窩サイズと頭蓋容積に対して相関する関係を持つことを見つけました。」とBBCニュースに対して話しました:という記事が出ています。

清澤のコメント:もとの論文まで戻って見てみました。(Neurobiology:
Eiluned Pearceand Robin Dunbar Latitudinal variation in light levels drives human visual system size Biol. Lett. published online before print July 27, 2011, doi:10.1098/rsbl.2011.0570)やはりサンプルサイズが小さいことと、人種の影響をうけるはずですから、一概にこの結論に至るのは危険ではないかと感じました。むしろこのような研究をデザインするなら放射能被曝のないMRIでも使って、年齢とか性とかもマッチさせれば、はるかに綺麗な実験デザインができそうです。またこのような設問の建て方自体にナチスなどがアングロサクソン人種の優位性を訴えたような誤った方向に人々を導いてしまいそうな危惧も感じました。
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