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2011年7月11日

2426 秘伝公開:三田松聖の選手には球の縫い目が見えたそうです

衝動性眼球運動のトレーニングで素早くボールを見る訓練をしている高校球児の話題が報道されています。
ーーー引用(もとの記事へリンク)ーーー
第93回全国高校野球選手権大会 地方ニュース
〈兵庫:秘伝公開(4)三田松聖 眼球運動〉球の縫い目 見えた
2011年7月7日13時16分
OSK201107070039
素早い眼球運動で上下に構えた指を交互に見つめる=三田市の三田松聖高校グラウンド

 ある時は矢のように、ある時は変化しながらストライクゾーンを射抜く白球。その姿を確実にとらえる「眼」の持ち主でなければ、好打者にはなれない。

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 今年4月、丹波市の春日スタジアムであった県春季高校野球丹有地区大会2回戦。打順を待つ三田松聖(三田市)の選手たちが、次打者席で奇妙な儀式を繰り返していた。

 両手の人さし指を顔の両横に立て、「右、左、右」と目玉を動かしながら交互に凝視。続いて顔の上下に指を構えて「上、下、上」。さらに、指を顔の手前と奥に立て、焦点距離を変えて交互に見つめる。

 対戦相手は昨秋の地区大会で大敗を喫したチーム。だが、「儀式」の効果を信じて疑わない選手たちは初回から安打を連発した。

 「ボールの縫い目が見えた。その回転で直球とわかった」。そう振り返るのは、適時打を放った3年の藤原世始基(よしき)君。チームはこの試合、15安打を浴びせ、9―4の大勝で雪辱した。
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清澤のコメント:

眼球の運動は

衝動性眼球運動と滑動性眼球運動に分けられ、その速度は重なり合う部分がありません。したがって、視野の端でとらえた標的にすっと視線を動かすには衝動性眼球運動が使われ、いったん視線の中央にとらえた標的を追尾するには滑動性眼球運動のシステムが使われています。

多少の練習をした程度で、衝動性眼球運動の速度は変化するとは思えませんし、さらにその正確さが鍛えられるかどうかは疑問ですがニュースの話題性としては面白い記事と思いました。

動体視力という言葉は確かに眼科の世界にはあり、自分から等距離の平面上を移動する標的を見る力と、自分に向かって移動してくる指標をどこまで識別できるかという二つの要素があります。

確かに、ボールの縫い目が見えたということはボールが回転していないということですから、直球で有るとの瞬時の判断には理がありそうです。しかし、これは動体視力の中でも上の分類では近接する視標を識別する能力を見る後者であって、急速眼球運動で見るものではなさそうです。

漠然と眺めるのではなく、真実を見極めようという意識を持ってボールを追うということが良い結果を生むのかもしれませんし、あるいは自分にはボールがよく見えるのだという自信を持って投手に向かうことが出来るというプラシーボ効果もあるのかもしれません。

wikipediaの視力の項には次の解説がありました

目および対象物が静止している場合の視力を静止視力と呼ぶ。これに対して動いている物体を視線を外さずに持続して識別する能力を動体視力と呼ぶ。動体視力には横方向の動きを識別するDVA動体視力と、前後方向の動きを識別するKVA動体視力がある。球技に関する能力の多くは動体視力と密接な関係があると言われ、訓練により動体視力は向上する。動体視力と静止視力は全く別のものと考えられており、静止視力が高くても動体視力が高いとは限らない。

動体視力は年齢とともに低下するため、75歳以上の運転者が運転免許を更新する場合に義務付けられる高齢者講習では、運転適性検査の一つとして動体視力検査が行われている。::ということだそうです。
これはもう少し調べてみる余地がありそうです。

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