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2011年7月1日

2395 円錐角膜の最近の話題を島崎潤先生に伺いました

葛南地区眼科勉強会で円錐角膜治療の最近の話題を、東京歯科大学市川総合病院教授島崎潤先生に伺いました。その印象記です。(図は各単語にマッチしたものを清澤が世界のネット画像から勝手に借用しております。)

ーーー概要はーー
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まず角膜移植はパーツ単位での移植をする時代だそうです。
(診療受付終了が7時の私は、7時開講のこの会には遅刻してしまって、この部分が聞けませんでしたが、おそらく1345 フックス角膜内皮ジストロフィーにあった角膜移植の術式は、DMEK?、DSAEK?。で以前勉強したような話題が提示されたかと思います。リンク

crosslinking
角膜のコラーゲン線維に架橋をして強度を増すクロスリンキングは病気の早期から行えるすぐれた治療法になっているのだそうです。この方法ではリボフラビンとともに UV-A紫外線を照射して、角膜の線維に架橋を作らせ、角膜を強固にします。

touboulF1次の話題は角膜内リングintracorneal ring。以前は屈折矯正に使われましたが、矯正力が弱くあまり流行らなかったものです。C型の弧状リングを入れて角膜中央を平坦化させます。これをすることで、コンタクトレンズが使えるようになります.
対象には40-60Dの角膜がよくて、あまり角膜が薄いと使えません。フェムトセカンドレーザーでトンネルを作りその中に入れますが、点眼麻酔10分程度の手術だそうです。

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角膜熱形成(Conductive Keratoplasty伝導式角膜形成術)も古い時代からあった方法ですが、最近はトポグラフィーガイデッド コンダクティブ ケラトプラスティーで新しく生まれ変わりました。スティープな所を焼き平坦にしますが、効果が3か月位で戻りますから、先のクロスリンキングを併せて行えば効果を長く維持できます。

(以下の一般的な話題は省略しました。)
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清澤のコメント:
私のような眼科の開業医は現在の眼科医療における最新の手法を使った治療を、自分が行えなくてもそれがどの程度の効果と危険性をもつものなのか?また誰がその治療を安全に提供できるのか?を知っているべきであろうと思います。
角膜の移植や円錐角膜の半外科学的な処置も、そういう意味で眼科臨床医が知っておくべき治療法です。
その意味で、本日の講義は専門外の私にとっても大変役に立つものであったと思います。円錐角膜にコンタクトレンズが載せられればOKという時代ではなくなりつつあると感じて参りました。

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