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2011年6月11日

眼瞼痙攣友の会の皆様、東北関東大震災後、お元気でおいでですか?

眼瞼痙攣友の会の皆様、東北関東大震災後、お元気でおいでですか?

東北関東大震災から早くも3月がすぎました。友の会の皆様はお元気にお過ごしでしたでしょうか?

あの日、私は院長室に泊まり、帰宅の術を失った半数の職員は待合室に泊まって翌朝帰宅しました。地震の当日に当医院を受診され、帰宅難民になられて、翌朝近くになってご自宅に帰着されたというお話もその後ひとかたならず伺いました。

液状化に襲われて移動のしようもなくなった浦安地区の知り合いの眼科の医師は、ご自宅に何人かの患者さんに泊まって頂いたと聞き、当日の交通途絶の中で患者さんを送り出した自分の未熟さを反省いたしました。

あの地震の後、“治療は必要だったのだけれど、しばらくは自宅を離れるのが恐ろしくてボトックス治療にはこられなかった。”という患者さんがこのところ数人見えています。ボトックス投与の標準的な間隔は、眼瞼痙攣で3か月、片側顔面痙攣では6か月ですから、震災から3か月というのはたしかに一つの区切りの時期なのでしょう。

眼瞼痙攣にボトックス治療を受けにおいで下さる患者さんがたには、岩手県、宮城県そして福島県からの方もおられます。鉄道が再開した後でしばらくぶりに見えた患者さんにお会いして、“生きておいででしたか。またこうしてお会いできて本当に嬉しいです。”と申し上げたこともありました。

地震とは直接の関連はないのですが、焼肉酒家えびすの食中毒事件も私にはショックでした。食肉のトリミングを適切にしたとかしなかったとかという直接の問題ではなく、また汚染されたのが恵比寿の店内だったのか仕入れ元の工場だったかという問題でもなく、効率ばかりを追い求めた果てにあの事故があったのではなかったか?と勝手に推測させていただきました。

世の中の景気がよく、順調にことが運ばれている間は、無駄な在庫を極力減らす看板方式とか、従業員の給与を極限まで削減する派遣社員導入とか、あるいは石油を炊くよりも原子力のほうが原価が安いといった経営の努力は鳴り物入りで称えられます。

しかし、余裕のないごまかしは、いずれ破綻する。中小企業にも至らない零細企業、個人企業の代表者の私としては、何が悪くてこうなってしまったのか?と、考えさせられる事案でありました。

好事魔多し:よいことや、うまい話には、いろいろと、邪魔が、入りやすいといういましめ。と捉えましょうか?

あるいは、天網恢恢疎にして漏らさず 、と申しましょうか。これは「老子」からの言葉だそうです。天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということだそうです。 敢えて行う悪事ではなくとも、不作為の作為ということもあります。心に留めておきたい言葉であります。

参考記事:清澤眼科医院通信2011年05月05日 焼き肉店での食中毒で3人目の死者(https://www.kiyosawa.or.jp/archives/51975790.html)
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友の会会報に投稿を求められましたので、未熟ものながら書いてみました。

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