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2011年5月30日

2307 良性発作性頭位変換性めまいとは

良性発作性頭位変換性めまいについての質問を戴きました。神経眼科と言ってもこれはむしろ耳鼻科の疾患ですが、説明を試みます。
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■頭位変換性めまいとは

これは寝返りをうった時などのように、身体の位置を変えた時に限ってめまいが起きるというものです。この障害は内耳の中で、正常な状態では3つの半規管に均等に分布しているカルシウム粒子が、いずれかの半規管の中に集まってかたまりになってしまうと起こるという説があります。

正常であれば、頭が動くとカルシウム粒子が半規管の内側にある神経受容体(有毛細胞)を刺激して、これらの細胞が頭の動いた方向を示す信号を脳の前庭神経核へ送ります。

しかし、このカルシウム粒子が1カ所でかたまりになって浮遊していると、過大な信号が前庭神経核に送られてしまい、頭が実際以上に動いたとする誤った情報が脳へ伝わります。

この誤った平衡に関する情報と、眼から入る視覚情報にずれが生じると、回転性めまいの短い発作が起こります。

カルシウム粒子のかたまりは、半規管の内膜の損傷によって起こるとされています。損傷の原因には内耳の感染、外傷、手術、内耳の動脈の閉塞などが考えられます。

このタイプの回転性めまいが起こると患者さんは非常に驚きますが、実際の害はあまりありません。回転性めまいの発作は頭を動かした5~10秒後に始まって、1分間も続きません。普通は数週間で自然に治まります。

ときには何カ月も続いて、吐き気と嘔吐のためにさらに実際的な脱水症状が起こることもあります。雑音による耳鳴りや、聴力が失われることは全くありません。

回転性めまいを起こす姿勢を取らなければめまいの症状は避けられます。患者は、カルシウム粒子のかたまりをほぐして半規管全体に再度行きわたらせるための体操であるエプリー法を習うことができます。

この運動により、カルシウム粒子は吸収されてから再形成され、正常な状態に戻ります。
約90~95%の人は、この方法によって薬を使わず回転性めまいが治ります。患者の一部は
回転性めまいを再発するため、この操作を繰り返す必要があります。
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めまいは、眼科よりは耳鼻科の先生が治療をお得意にしておいでです。
動いているのは眼球ですがその動きのコントロールを出しているのが内耳だからです。
話を伺って、眼球の動きを見てこの疾患が疑われるならば、私は耳鼻科医にちりょうを依頼します。

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