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2011年5月26日

2296 薬剤放出するコンタクト 年内に治験、花粉症に効果見込む という記事が出ています

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シード、薬剤放出するコンタクト 年内に治験、花粉症に効果見込む
 シードは患部に効率よく薬剤を届けるDDS(薬剤送達システム)を応用したソフトコンタクトレンズについて年内に臨床試験(治験)に入る。第1弾は花粉症などに伴うアレルギー性結膜炎の症状緩和に効果が見込める製品で2014年以降の販売を目指す。網膜色素変性症や加齢黄斑変性など眼の後ろの部分に患部がある疾患向けも開発を急ぐ。

 花粉症向けはアレルギー治療薬「クロモグリク酸ナトリウム」をレンズに含ませ、装着後に持続的に薬剤を放出できるようにする。薬剤は点眼薬として利用されることが多いが、装着中に点眼ができない課題があった。

[2011/5/23付 日経産業新聞]

清澤のコメント:ドラッグデリバリーシステムというところがみそですね。
製品として完成すれば、それなりのインパクトは期待できるかもしれません。

ドラッグデリバリーシステム出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ドラッグデリバリーシステム(Drug Delivery System, DDS)とは、体内の薬物分布を量的・空間的・時間的に制御し、コントロールする薬物伝達システムのことである。薬物輸送(送達)システムとも呼ばれる。さまざまな形態があるがこの場合は、徐放製剤 – 長時間にわたって一定の速度で薬物を放出するよう工夫された製剤。

メリットとしてはこの技術を使うことにより期待されることは大きく以下の5つに還元できるとされ、

1. 薬物作用の分離
特定の作用だけを取り出す、または抑え込む。

2. 効果の増強/発現
効果がより的確なものとなり、再現性も向上する。投資量の削減や適用拡大(新しい効能の発現など)が期待できる。

3. 副作用の軽減
安全域の拡大を図ることにより、QOLを改善し、患者の負担を軽減する。また、副作用から製薬化が頓挫した化合物を薬として復活させることもできる。

4. 使用性の改善
患者および医療従事者の負担を軽くし、薬物の服用指示違反(ノンコンプライアンス:noncompliance)問題の解消につながる。

5. 経済性
製品のライフサイクルの延長、差別化が図れる。また、医療費や関連費用の削減ができる。研究・開発の効率化が期待できる。

この場合にはそのうちの4が期待されるほか、やや新鮮さを失った既存薬のクロモグリク酸ナトリウムに市場価値を再度付加できるかもしれません。

クロモグリク酸:インタール成分(一般名): クロモグリク酸ナトリウム.(インタール点眼液)抗アレルギー薬が配合される目薬です。ヒスタミンをはじめアレルギー症状を引き起こすいろいろな化学伝達物質の放出をおさえる作用があります。

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