お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2011年5月2日

2227 溶血性尿毒症症候群

溶血性尿毒症症候群

imagesCALUESNR
溶血性尿毒症症候群とは:(ようけつせいにょうどくしょうしょうこうぐん、hemolytic-uremic syndrome、HUS)は、微小血管性溶血性貧血、急性腎不全および血小板減少症を特徴とする疾患である。

最近焼き肉店で牛肉の生食で発生して問題となったものが、O-157と呼ばれる腸管出血性大腸菌感染症と合併して、発熱、下痢、激しい腹痛、動悸、顔色不良貧血、むくみ、小尿、高血圧などの症状を引き起こしたものである。

なお今回の事故をネットで調べてみますと:おや爺のブログ 焼肉精養軒おや爺のブログ 2008.09.21 Sunday ユッケ・レバー刺がメニューにない理由が大変参考になりました。 つまり、この事故を起こした店でも、安く上げるために加熱用肉を出したのではなくて、日本にはほとんど生食用の牛肉は生産されていなかったのですね。

O157_vtmecha

病態;典型的なHUSは主として小児に発症し、病原性大腸菌O157:H7株に感染した際、菌の出すベロ毒素が腎臓の毛細血管内皮細胞などを破壊して、そこを通過する赤血球を破壊することで溶血がおき、並行して急性腎不全となり、尿毒症を発症する。

成人では、HIV感染、抗リン脂質抗体症候群、分娩後腎不全、悪性高血圧、全身性強皮症、抗がん剤治療(マイトマイシン、シクロスポリン、シスプラチン、ブレオマイシンなど)などにまれに合併することもある。

またこのほかに、家族性HUSと呼ばれるものもあり、HUSの症例の5-10%を占める。これは主として補体タンパクのうちH因子、I因子、membrane cofactor protein の変異によるもので、補体系の制御不能な活性化を起こし、再発性の血栓症により高致死率となる。

症状; 病原性大腸菌O157に経口感染すると、腹痛、血性下痢便をみる。 溶血により、黄疸(間接ビリルビンの上昇)、貧血がみられる。血小板減少症とFDPの上昇がみられ、さながらDICの所見である。 尿毒症(BUN高値による)のため、意識障害を認める。

「急性腎不全」や「慢性腎不全」の原因の第一位となっている。溶血性尿毒症症候群は、主に温かい時期に多くみられる。メディアなどでは別名「ハンバーグ病」などと呼ばれることもある。

治療:]急性腎不全による尿毒症を血液透析(人工透析か腹膜透析)でBUN(血中尿素窒素)を除去し血中電解質(おもにNa, K, Cl, P, Ca)を正常に保ちながら、腎機能の回復を待つ。

Categorised in: 未分類