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2011年4月13日

2186 忍びの国 (和田竜 著)を読みました。

sinobinokuni忍びの国 (和田竜 著)を読みました。

親兄弟すら欺き、ひたすら出し抜くことが伊賀の忍者の生き方とこの著者は言います。有力な戦国大名が不在で、地侍が内輪もめをしながら十二家評定衆で治める戦国末期の伊賀の国がその舞台。

忍者としての腕が絶人の域だが、その行動は実にエゴイスティックな無門という下忍が登場します。一方この無門には他国からさらってきたのだけれど頭の上がらない(女房ともいえない)想い女のお国がいたというおはなし。

後半ではこの無門が伊賀側に立ってヒーローとしての活躍をするのですけれど、お国は仲間の忍者たちに殺されてしまいます。

いかにも現代の優秀なサラリーマンの悲劇を思わせる設定です。

数日の通勤時間内で読み、自分の生き方を考えるには悪くはありませんが、歴史小説というよりは、歴史娯楽スペクタクルと言った作品でした。

もう少ししっかりした感想をご覧になりたい方には
”BIBLIO HOLIC 雑食読書、お気に入りの本、 (リンク) の中のこの作品の解説もお勧めします。先に本を読むほうが早いかもしれませんが。

のぼうの城
『のぼうの城』という作品を以前読んだことが有ったのですけれど、同じ作者だったのですね。話の流れも確かに似ています。確かに読んでいるとそんなことも有ったかもしれないと思いながら読みますが、終わって見ればこんなことが本当に有ったはずはないですよね?という感じもします。

柳生一族を描いた春の坂道もこの時代の伊賀の物語で有ったはずなのですけれど、どのように年表上では重なり合うのでしょうか。伊賀を舞台にした織田家と伊賀国人の戦いは2度あって、この小説に出てくる「天正伊賀の乱」の戦いはこのうちの前の方だったようです。

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