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2011年3月25日

2145 ボトックスで片頭痛が長期的に軽減 という記事があります。

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米国発ニュース Today’s Newsの(2/17)には

”顔面手術によって片頭痛が長期的に軽減”という記事が出ていました。ボトックスは関瞼けいれんや片側顔面けいれんにも使われますが、痛みを止める目的でも使えるという研究がほかにもあります。

ーー引用ーー

 片頭痛を「不活性化(deactivate)」させる顔面手術によって、一部の患者の症状を長期的に軽減できることが、新しい研究で示された。患者69人を5年間追跡した結果、88%に症状の改善がみられ、59%は症状が大幅に軽減、29%では片頭痛の消失が認められた。この研究は、医学誌「Plastic and Reconstructive Surgery(形成・再建手術)」2月号に掲載された。

 この手術では、まずボトックス(ボツリヌス毒素)注射を用いて痛みの原因となっている誘発部位を特定。神経にかかる圧力を軽減するため前頭(額)周辺の筋肉を切除する手術のほか、こめかみおよび後頭部の誘発部位を対象とする手術がある。米ケースウエスタンリザーブCase Western Reserve大学(オハイオ州)医学部のBahman Guyuron博士によると、この手術の費用は約4,000ドル(約33万円)で、患者の約半数は保険を利用して支払っているという。

 手術の効果がみられなかった少数の患者(12%)については、片頭痛の症状が続く一方で、顔面の固定化が残る可能性もあるが、「この固定化(immobilization)は顔にしわを寄せる筋肉だけに生じるもので、害はなく、むしろ外見を若く明るく見せる効果がある」とGuyuron氏は説明している。

 Guyuron氏は、薬剤の効かない片頭痛の治療に興味をもち、2009年に実施した研究では、「偽(sham)手術」を施行する対照群と、3カ所の誘発部位のうちいずれかの手術を施行する群とを比較した。その結果、片頭痛の完全な消失を報告したのは治療群では57%、偽手術群では4%であった。米国形成外科学会(ASPS)によると、このような手術に伴うリスクとして瘢痕(はんこん)化、出血、感染症、血液凝固、顔面神経の損傷、麻痺、痒みなどがあるという。今回の5年間の研究で認められた副作用としては、皮膚の麻痺(2人)、過敏または感覚低下(4人)、軽度の頸部脱力または硬直(3人)のほか、20人が痒みを報告している。

 米国では3,600万人という極めて多数の患者が片頭痛に苦しみ、日常生活に支障を来すことも多いが、米サザンカリフォルニア頭痛センターのJack Schim博士は「顔面手術は最後の手段と考えるべきものだ」と指摘している。同氏は、自身の患者にボトックス治療も利用しており、患者の70~75%には頭痛の十分な改善または完全な消失が認められているという。米国食品医薬品局(FDA)は、昨年(2010年)10月に慢性片頭痛の治療としてボトックスを承認している。

原文

[2011年2月11日/HealthDay News]

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清澤のコメント:このような使いかたは、今後は眼科でも応用が進みそうです。

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