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2011年2月27日

2075 眼科コメディカル講習会

灘尾ホール本日は虎ノ門の新霞が関ビル灘尾ホールで東京都眼科コメディカル講習会の立会と講師です。

眼科診療の近代化には眼科の基礎知識を持ったコメディカルが、どうしても必要であるという要望で発足しました。講習会最終日には、各講師からの出題による総括テストが実施されます。テキストは日本眼科医会監修「眼科コメディカルのための眼科学ガイド改定第7版」を使用。

本日の聴講は270人でした。この前に2月20日からこの連続講義は始っており、後は3月6日と4月24日に授業が行われます。

第1-2講:前田利根先生(上記のテキストの作者のお一人)の屈折・調節とその異常、眼精疲労。輻輳、老視、乱視、レンズ表示転換の実際

第3講:私、清澤が神経眼科の基礎知識を話しました(別項に掲示予定)

第4講:オートレフ、検影法、角膜曲率半径測定:梶田雅義先生

第5-6講:自覚的屈折検査の実際:(勝海先生の代行で梶田先生が講義をされました)

梶田先生の講演のポイントです。

さすがに屈折矯正の専門家の梶田先生だけありました。急遽たった代講とは思えぬ完成度でした。

・スキアスコピーは視軸から外れた眼軸上の屈折を拾ってしまうので、もうあまり使わない様にしている。(レフがエラーになるケースなどには有効)

・オートレフでは視線を追うトラッキングモードや早打ちのファストモードは止めたほうが正確。

・乱視を検出するのには、乱視表よりもスリットを使うほうが信頼できる。

・プラス領域での雲霧法のレンズの入れ替えでは次を入れてから抜くものを抜くべきだ。それまでにいったん慣れさせて完成した雲霧が崩れるから。

・両眼視力と単眼視力は異なる。一般に両眼視力のほうが良いのだけれど、それは両眼からの刺激だけに反応する大脳の細胞があるから。

・眼鏡処方には両眼同時雲霧法がよい。単眼でそれぞれに良好な視力を出そうとすると過矯正になる(マイナスの強すぎるメガネ)。まず試しメガネを左右を単眼で合わせたそれらしい度数にする。両眼にプラス3Dを足して、それをだんだんに両方とも下げてゆく。ある時点で左右差があれば、そのバランスを合わせる。そのあと0,25ずつ近視側に上げてゆき、両眼でのメガネ度数を決める。雲霧が有効なのは短時間なので、雲霧に入ってから2分くらいで済むようにしたいとのこと。

・見えるだけ見える(過矯正)のメガネを処方しないように。

眼科コメディカルには難しそうですが、私にはまたまた大変参考になりました。

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