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2011年2月17日

2054 5)レーシックについて教えてください

5)レーシックについて教えてください。

レーシックは角膜をレーザー光線で削って、近視を減らし、眼鏡もコンタクトレンズもつけないで良好な遠方視力を与えようとする手法です。

そもそも近視を手術で晴らすという手術を世界ではじめに考えたのは日本人です。15年前あたりから、まずはメスで角膜に切り傷をつけて近視を減らす方法が流行り出しました。その後、レーザー光線を使うようになり、結果も安定してきたところで国民健康保険の適応の外でこの手術は多数行われています。

おおよそ、95%の患者さんが結果に満足し、5%の患者さんは目の痛みやドライアイ、目の疲れ等で後悔しているという話があります。その5%の患者さんの苦しみは尋常ではなく、仕事が手につかず失職すると言うほどの方もいます。

手術した施設では相手にされず、レーシック難民という言葉もあるくらいで、神経眼科を見る当医院にも多数の患者さんが流れて来ています。感染症を起こしたという医院の話は論外ですが、当然起きるドライアイや、過矯正(遠視化)などが問題です。遠視化した他の施設の患者さんに逆に近視化する方向で削ってしまうという私には同意しかねる治療をする施設もあります。

レーシックを受けない、勧めない10の理由という表が私のブログに引用してありますのでご参照下さい。

単なる近視であれば、近くはしっかり見えているわけですので、40歳過ぎになって老眼鏡を掛けなくては鳴らなくなくなる損をしてまで、遠方の裸眼視力をよくすることに意味があるか?という議論もあります。

1、レーシックはドライアイを起こす。
2、レーシックは画像の質の劣化を起こす。
3、レーシック後の角膜は完全には回復しない。
4、緑内障や白内障などずっと遅れて出る合併症の可能性がある。
5、レーシック術者は両眼を同時に施術したがるが、片眼ずつのほうが安全
6、炎症、フラップずれ、網膜剥離などが遅れて発生することがある。
7、40歳以上での老眼鏡の必要がなくなるわけではなく、眼鏡と決別できるわけではない。
8、レーシックでの本当の合併症の発生率がわかってはいない。
9、合併症が出た場合のリハビリテーションの手段が限られている。
10、視力矯正のためのより安全な手段として眼鏡やコンタクトレンズが存在する。

というわけで、大人に対しても懐疑的なわけですから、私の態度は小学生に対してはレーシックは論外です

清澤眼科医院通信:2046 目の外傷および視力低下について(第五砂町小学校講義)

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