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2011年2月17日

2052 3)調節緊張で使われる目薬「ミドリンM」とはなんですか?

3)調節緊張で使われる目薬「ミドリンM」とはなんですか?
ミドリンM
目の中にレンズ(水晶体)を吊り上げている毛様体という奇妙な形の筋肉の塊があって、それが緊張するとレンズが厚みをまして焦点が網膜より前に出てしまいます。この場合には、毛様体の緊張を取るミドリンをつけることで、近視を減らすことができます。ですから、軽い近視ならば毎晩ねる前にミドリンエムをつけてもらます。

この緊張が続くとやがて眼球はその形を円形からラグビーボールのような前後に長い形に変形して行き、ミドリンだけでは視力が改善できなくなります。そうなりましたら近視眼鏡をお勧めします。

学校で黒板を十分に見るには0.7程度の視力が必要とされていますが、ご家族は0.7では眼鏡を使うことには同意したがらないので0.4以下になるまで、私はミドリンMだけで経過をみることを許しています。

大学などで忙しすぎるので継続的な近視治療には全く興味がなくて、裸眼視力で0.7が見えなくなれば近視眼鏡を作らせて、それで診療は終わりといった対応をとりがちです。

私の考えでは、眼鏡をつくることがミドリン点眼治療の終わりではありません。少しでも近視の進行を抑えるにはミドリンをずっと続けるのが良いでしょう。また、勉強を禁止することはできませんが過度な近業は近視の進行を進めると考えられます。

子供(や生活保護の患者さん)の医療費の自己負担がゼロというのは、それ自体最善か?という議論もありますが、5年前の有料だった時代とは変わって、この制度のおかげでミドリンをつけてくれる小学生が増えたことは事実です。

清澤眼科医院通信:2046 目の外傷および視力低下について(第五砂町小学校講義)

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