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2011年2月10日

2034 「今日ホームレスになった、15人のサラリーマン転落人生」 を読みました。

今日今日、ホームレスになった―15人のサラリーマン転落人生 (ペーパーブック)524円 を読みました。

どうやって調べたのかとも思いますが、路上生活者16018人、うち男性が91,3%。東京都は大阪(4333人)に次ぐ3796人。彼らの平均年齢はまさに私の年齢そのものの、57,5歳だそうです。

正社員、会社経営者、自由業であった人々が、失業、倒産、病気等をきっかけに転落してゆく。失業して見たら、40-50歳代では再就職の口さえもなく、金銭的に追い詰められてやがて家庭崩壊を経て、家を失いホームレス生活へと落ち込んでゆく。このような、「サラリーマンがどうして転落してしまったのか」をレポートしたノンフィクションです。

家内が何を思ったか買ってきて、うちに有ったので拾って読んでみたのですが、これって、いつ自分に降りかかってきてもおかしくはないという印象です。

サラリーマンであれば美味しそうな早期退職勧告にはうかうかと乗ってはいけません。しかし、リストラともなれば、給与水準の高い中高年齢層は狙い撃ちにしてくるはずですから、多少の抵抗をしたとしても逃れることは難しそうです。

外資系のトレーダーならば、景気の良い時には数千万の年収を誇っていられても、不景気でパイが小さくなれば、当然はじき出される人が出るでしょう。同程度の収入で転職が出来るはずもなく、自宅のローンはその日から重くのしかかってくるでしょう。

仕事中の事故や怪我も、地位や生活の基盤を失うきっかけとしては尤も危険なものの代表でしょう。

過剰な借入金による投資や経営規模の拡張は、いずれ破綻に至るのが明らかな愚かな選択ですが、行け行けの気風が世を覆えばそれに逆らうことは困難です。

”生まれつきホームレスの人なんていないし、ホームレスになりたくてなる人なんているわけがない。 そんなことは頭では分かっているが、私たちはホームレスを別世界の人と考えてしまう。”と言っている人もいます。

私の医院では生活保護者を拒むようなことはしてはいません。清澤眼科医院のすぐそばには路上生活者に再就職する機会を賦与することを目的とする都が設定した寮があります。そこからも生活保護の扱いで眼疾患を持つ患者さんがしばしば紹介されてきます。その意味では、私は一般の方々よりはこうした経験を持った方々と実際に接する事はあるのですけれども、その方々の話を伺うと、別に私と違った道を歩んできた様子もなく、どうしてこうなってしまっているのだろうと感ずる此の頃です。

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