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2011年2月2日

2014 第44回日本眼科講習会は5月8日”ぶどう膜炎診療”がテーマです

今日は東京都眼科医会の学術部の会合で、第44回日本眼科講習会(ブロック講習会5月8日は”ぶどう膜炎診療”がテーマです)の講師打ち合わせ会がありました。

今回のテーマは、ぶどう膜診療の基本ー何をどう診る?ーという東京医大後藤浩教授の基調講演から始まります。

どのような所見をみたら何を考えて何を調べ、どう治療するのか?という話を1時間ほど聞かせていただけるそうです。トキソプラズマ症のトも疑う理由はないのにトキソプラズマの抗体検査までを含む!ぶどう膜炎セット”で採血を行うというのはよろしくない、といったような、経験に基づくお話を考えておいでのようです。いずれにしろ採血をして全身疾患が見つかるものはぶどう膜炎のごく一部であるということでした。

その後のミニシンポジウムでは次のような諸点が論じられるはずです。

1、横井克俊先生(東京医科大学・八王子医療センター)が、ぶどう膜炎の診断に必要な問診と検査を話されます。観衆が眠くなるような文字の多いスライドではなくて、どんな所見をみたら何を聞いたら良いのかをお話くださるようです。

2、酒井勉先生(東京慈恵会医大)はステロイド局所療法のコツと注意点を。リンデロン点眼の使い方、急性前部ぶどう膜炎等で問題になる瞳孔管理の重要性などが話題になりそうです。ステロイドなどの局所注射も話されるかもしれません。ポスナーシュロスマンのような高い眼圧の場合でも前房が浅かったとしてもぶどう膜炎なら瞳孔は開いて見ておくべきだというようなお話になるようです。

3、慶野博先生(杏林大学)はステロイド全身療法のコツと留意点の分担です。基本的に大学のぶどう膜炎治療をする先生は、経口でのステロイドは出さないで回してほしいと言うことのようです。最悪なのは点眼ステロイドにプレドニン2錠をのせて治療しかけてまわされるもので、このような中途半端なことはしてくれるなとのこと。治療効果が十分ではないだけではなくて、転医後に採血をしても全てが隠れて何も見えなくなるそうです。

4、蕪城俊克先生(投稿大学)はぶどう膜炎の治療法アップデートを話されます。この部分ではそこまでの”実際”という話から少し離れて、最先端の知識が少しはなされます。生物学的製剤のレミケード、メトトレキセートの硝子体内注射、サイトメガロウイルスへのガンシクロビルなどの話がなされるでしょう。

追記:フックスとも呼ばれる虹彩異色性ぶどう膜炎(⇒リンク)は意外に多いもので、これでは白内障手術のときに前房出血におどろくことがあるそうです。これは医科歯科大学の望月教授のまとめたぶどう膜炎92例にも出てはいませんでした。もう少し調べて別項で解説しておきます。

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