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2011年1月28日

2002 霰粒腫切除後の動脈性出血

霰粒腫術後出血 の症例

通常に下眼瞼の霰粒腫切除を当院で行い、翌日に傷の安定も確認
大量の出血を訴えて術後5日に再来
切開掻爬した部位から動脈性の出血
関連病院に依頼し、手術室で止血した

経緯
仕事帰りに運動をした後、痒くて掻いたら突然流れるような出血が始まった

押さえていてもなかなか出血が止まらず、某大学病院眼科救急外来受診

圧迫止血と翌日の当院への受診を指導され帰宅したが、その後も出血は止まらず

期待される対応
<眼瞼動脈弓からの出血への対処>

冷静に出血点を確認する
   手術顕微鏡下では切断された管腔が確認できることが多い
   バイポーラ凝固鑷子にて焼灼
   瞼縁近くに通糸し、固く結紮する
(皮膚側に枕をかませた上で結紮するとよい)

霰粒腫術後の出血原因と対策、そして教訓
 眼瞼には動脈弓があり、それが切れると断端の内外両側から出血するので止血が困難で、本格的な処置が必要
 緊急処置を頼める病院を確保しておこう

 教訓:出血の可能性を術前に話しておく事が必要

眼科手術学会
前眼部および外眼部手術の術後愁訴や不満への対応 
清澤眼科医院院長 
東京医科歯科大学臨床教授
清澤源弘

提示症例から(再掲示)

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