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2011年1月9日

1957 混合診療、安全配慮し解禁を(2011年1月05日)という勝間和代さんの意見が出ていました

混合診療、安全配慮し解禁を(2011年1月05日)という記事が勝間和代のクロストーク に出ていました。
http://mainichi.jp/select/biz/katsuma/crosstalk/2011/01/post-60.html

●勝間さんの前回の提案

 患者本位の医療保険制度に向けて、保険診療と保険外診療(自由診療)の併用を認める混合診療の解禁を提案します。病院が新しい治療法を導入し、切磋琢磨(せっさたくま)することで医療サービスの向上につながる上、病気の治癒までの期間が短くなれば、公的医療保険制度の財政状況改善にもつながります。

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以後、私(清澤)がかいつまんで、勝間さんの意見を集約してみます。
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 混合診療の解禁の是非については、条件付きも含めると約7~8割が解禁に賛成。

 解禁派の賛成理由は、まず「医療に競争原理が働き、医療技術が進歩する」との期待。保険の適用が認められていない自由診療が加わると、患者が保険外診療の分だけでなく、保険で賄われる分も含めて全額自己負担しなければならない現状について「(富裕層とそうでない人たちとの)医療格差をむしろ広げているのではないか」との声も。「治療の安全性の確保は医師の説明責任の強化などで対応すべきだ」と。

解禁慎重派:「(安全性が確認されていない)保険外診療のリスクを過小評価すべきでない」。「医師がもうかる自由診療の方に走って、患者の自己負担が重くなる」。臨床医は「無条件で混合診療を認めれば、米国のように(金持ちとそうでない人との)医療格差が広がる。」との提言。

勝間さんは国民に保障されるセーフティーネットとしての診療と、個々人が一定のリスクを許容して受ける診療は分けて考えるべきだとしています。双方が一つの病院で同時に行われたからといって、本来、保険で賄われる部分まで患者に負担させるのは不合理と。

 混合診療の原則禁止には問題があり、弊害を防ぎながら、患者本位の医療保険制度になるように議論を深めていくべきだということです。

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 清澤のコメント:
保険外診療を受けるために通常の保険適応分まで納得して払う鷹揚な日本国民はまだ少ないと感じています。レーシック後6か月以内のドライアイ治療などはその典型例でしょう。

 が、癌の治療など命にかかわる特殊なものであれば、現在でもそのような事態はあるかもしれません。

 自由診療が入ってきた場合、治療に関する合併症に対する訴訟の増加は、今後保険外治療を手がける医師にとっての大きな課題とはなるでしょう。

 私費だが併用することは差し支えないというたとえば今の金歯のような許容医療項目を設定するような方法は考えられそうです。その中からは望ましい価格破壊も出てくるかもしれないと思います。

 一方、私は個人的には今後国民健康保険は米国におけるメヂィケアのようなセーフティーネットとしての診療にするしか、日本の国家財政と国民総医療費をすり合わせてゆく方法はないのではないかと思っています。

 しかし、今まで必要といえば高額の投薬も保険の範囲内なら認められるのに慣れてきた多くの医療従事者は、弱者切り捨てにつながるこの考えにはおそらく多くが反対されるでしょうとも思います。 

<反対コメントから>
・保険外診療のリスクを過小評価すべきでない。正当な治療は保険に取り込むべき(4 Commented by 鈴木高遠 さん(眼科医)、)。

反対の筆頭に名前のあるこの先生は、先輩であり、知らない方でもないのでなるほどと思いました。

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