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2010年12月20日

1908 [後嚢下白内障について] の相談を受けました

後嚢下白内障
 [後嚢下白内障について] 患者の気持ち相談箱から bijinnさんからの相談

質問
友人がやけどの治療で、長期ステロイド点眼とステロイド軟こう塗布でその後、後嚢下白内障になりました。
10ヶ月になり今はかなり視界が白くなっています。
ほっといたらどのように進むのでしょうか?
また加齢により後嚢下白内障になりますか?

お答え
たしかにステロイドに起因する白内障は後嚢下にでることが多いですけれど、眼内の炎症でおこる白内障や外傷後の白内障も後嚢下に濁りを生ずるこの形ですから、ステロイドの合併症とは必ずしもいえません。

また、ステロイド点眼は,炎症を抑えるのに必要なものであり、ほかに同等の強い消炎効果のある薬剤はないので、アトピーに伴うアレルギー性結膜炎などでは白内障がでることもやむなしととして使われるという場合もあります。

一般に白内障は、ご存知にように多くは加齢が原因で起きるものであって、皮質白内障が多いですが、後嚢下にでるものも少なからずあります。

視力の低下が進めば、本人の希望によって濁ったレンズを取り除き、代わりに人工レンズを入れる処置が行われます。

眼圧が高いなどの困った変化がなければしばらくは白内障の手術を待つことは可能ですが、白内障は自然にあるいは点眼をすることで治るというものではありませんので、ある程度視力が下がれば、いずこかの医療施設で早めに手術を受けることがよろしいかと思います。とくに後嚢下の白内障では視力低下は他の形の白内障よりは早めです。

眼内に炎症が残っている場合にはその治療を先行させる場合もあるでしょう。

というわけですので、このケースは、いわゆる医療過誤として考えられるような類のものではないでしょう。

ご相談には乗りますのでよろしければ受診の上ご相談ください。
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