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2010年12月17日

1899 ドライアイ治療用点眼剤「ジクアス点眼液3%」発売

ジクアス参天、ドライアイ用点眼剤 水分分泌を促進

 参天製薬はドライアイ治療用点眼剤「ジクアス点眼液3%」」(一般名 : ジクアホソルナトリウム)を医療用医薬品として発売した。
ご存知のごとく、涙液の層は3層に分かれていてそのもっとも角膜よりにあるのがムチン層。ここが劣化すると非親水性の角膜は自らの涙を振り払ってしまい、ドライアイになる。

涙液3層ジクアホソルナトリウムはP2Y2受容体に作動し、涙の主要成分や水分の分泌を促し、ドライアイ症状を改善する。水分を保持・補充する従来の点眼薬(ヒアレインがこれに相当する。)とは異なる作用を持ち、涙が乾きやすい人や分泌量が少ない高齢者などに適しているという。

初年度約2億円、10年後に約50億円の売り上げを目指す。

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 同点眼薬は米インスパイア・ファーマシューティカルズ(ノースカロライナ州)から導入し、参天製薬が開発した。薬価(公定価格)は5ミリリットル入りの1瓶当たり623.4円。1日6回、1回当たり1滴を点眼する。

涙液の主要構成成分であるムチンと水分の分泌を促して涙液(層)を正常な状態に近づけ、ドライアイを改善することが国内の臨床試験で認められたという。

ドライアイ患者への長期投与の忍容性があり、長期的にドライアイ症状の改善効果が期待できるほか、重篤な副作用は眼局所、全身ともに認められていないとしている。用法・用量は通常、1回1滴を1日6回点眼して使用する。

以上の記事は[2010年12月15日/日経産業新聞]などを参考に記載

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ご参考までに2010年10月10日(再掲示)の記事です

1720 、オキュラーサーフェス(眼表面)におけるムチンの役割 東邦大佐倉 堀裕一先生を聞きました。

2、オキュラーサーフェス(眼表面)におけるムチンの役割 東邦大学医療センター佐倉病院 堀裕一先生

ムチンは角膜表面と涙液の水層をなじませて保湿の働きをする成分としてよく知られていますが、その働きはそればかりではありません。納豆などのべたべたした植物性のムチンと、涙液などに関連する動物性のムチンとは異なるもので、動物性のものはMUC(マック)とよばれています。欠番もあるけれど1番から21番までが有るという話から始まりました。

タンパク質の軸が有って、そこに糖鎖が脇枝のように着いています。軸は試験管洗いのブラシの軸の様に、糖鎖はブラシの刷毛の様な形だそうで、糖鎖に親水生の性質が有ります。

膜型ムチン(角膜の表面の細胞の膜ファイブロプリケーを貫通して膜に付着するタイプ)と、遊離型ムチン(水中に浮遊するタイプ)とが分けられるそうです。

ムチンの働きには次の3つが有ります。
1、涙液の保持、潤滑を保つ。保湿作用
2、バリアを作り、角膜表面の保護をする作用
3、涙液中の残査を捕獲して取り除くのを助ける作用

というようなお話でした。同時に配布された日本眼科学会の時のお話のパンフレットは、その話の理解には大変役に立ちました。ずもきれいでしたので記事にも引用をさせて戴きましょうか。

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