お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2010年12月6日

1869 世界に山積する問題をビジネスを通じて解決しようとする話を聞きました

ユナイテッドピープル株式会社 代表取締役

関根健次 氏
UFPFF 国際平和映像祭

環境破壊や紛争、貧困、飢餓など、世界に山積する問題に対して、ビジネスを通じて解決を図ろうとする「ソーシャルビジネス」が注目を集めています。募金サイト「イーココロ!」等を運営するユナイテッドピープル株式会社の代表取締役である関根健次氏も、ソーシャルビジネスの担い手の一人です。
本日の眼科医院運営研究会ではそのソーシャルビジネスを実践している関根健次社長のお話を聞きました。

お話の要点をネット記事(リンク)等も参考にまとめてみました。

UFPFF 国際平和映像祭

ーー要点ーー

「社会的問題を解決したい」という気持ちの発生は、–大学の卒業旅行で当初はトルコから陸路でシルクロードを辿り、日本に帰ってくる計画を立てていた。でも現地に着いて、ヨルダンを目指そうとしていたときに日本人の方と偶然バスに相乗りになり、「私の家に遊びに来ませんか?」ということで向かったら、そこがガザ地区だった。

–パレスチナ自治区のガザ地区といえば、今もなお紛争が絶えない地。当時は今ほど危険ではなかった。銃撃戦が起きていないときは皆、普通に仕事に出かけ、普通に買い物をしている「日常」があった。

一緒に混ぜてもらってサッカーを楽しんだが、そのうちの一人とした話が衝撃的だった。将来の夢を聞いたら「僕は爆弾を作る人になって、敵をたくさん殺したい」と言った。

聞けば4歳の頃、その子の目の前で、叔母さんがイスラエル兵に殺されたという。胸を掻きむしられる思いだった。「そんなこと考えるのやめろ!お前が相手を殺したら、その相手の家族がお前を殺しにくるぞ。そしたらまたお前の家族が殺しに行く……憎しみの連鎖じゃないか」と僕からは話した。

就職後、仕事に懸命になりすぎるあまり、倒れるに至った。 その時、日々暮らしていると遠い存在になりがちな「死」がすぐそこにあったことに気づいた。命は限られている、だから1分1秒でも無駄にできない。だったら、本当に自分の心の底から満足できることをやり続けようと思った。

知ってしまった以上、“見なかったこと”には絶対できない。イラク戦争の勃発。憎しみが積もり積もっていくことは想像できた。あのときと同じような、戦争を志す子どもが生まれてしまうだろう。これは止めないといけないと痛切に感じた。

それが募金サイト「イーココロ」Web上で募金するシステム、いわゆるクリックドネーションにつながった。のれはIT企業に在籍している時から知っていて、一度社内で提案したが、採算が取れないからと却下された。では、買い物をすると貯まる「ポイント」を寄付できるようにしてはどうか、ということで始めたが、これも会社としては利益が減ってしまうと打ち切りになった。やろうとして却下され、やったけれども潰されて・・・だったら起業した今こそ、やるべきじゃないかと思った。

戦争が起きたあとの妥協に満ちた平和でなく、戦争が起きないような世界にするために、とにかく始めようと決意した。「思い立ったら行動する精神=アントレプレナーシップ」を、今こそ発揮しようと思った。

ユーザーも企業も“危機感の共有”をし始めた
–「イーココロ!」をはじめた当初は「見向きもされなかった」。そもそも行っているクリック募金の仕組みは、まず植林活動や地雷撤去などの社会活動を支援してくれる企業を募る。

そして、その支援活動に共感を抱いたユーザーが「イーココロ!」でその企業のバナーをクリックし、 ホームページを見ることで募金できる(スポンサーがユーザーの代わりに募金する)というシステム。

しかし、スポンサーが集まらず、ユーザーも増えず、 メディアも取り上げない。サイトの採算も合わないから、企業のコンサルティング業務を請け負い、その利益をサイト運営に回した。立ち上げの3年半は厳しかった。

社会貢献活動に積極的に取り組む企業が増え、ユーザーも増えた。危機感の共有が大きかった。地球の温暖化がひとつ。グラミン銀行のムハマド・ユヌス氏がノーベル平和賞を受けたことも大きなインパクトを与えた。

動きが多発的に生じる中で、日本では事業を応援する中間支援組織として、特定非営利活動法人「ソーシャル・イノベーション・ジャパン」が立ち上がった。マイクロソフトから賞をもらい、記事になることも増えた。

「旅」の体験や感動を共有できるサイト「BADO!」も始動した。「原点を忘れないようにする」の重視し、原体験の場所、イスラエルとパレスチナには毎年のように足を運ぶ。行く度に深刻さが増している。

そこで「自分のやりたいことはすでに決まっている」という事実を再確認できる。だから「どうすれば実現できるか」という次のステップに、意識はおのずと向かう。

「旅をする」行為が、その後の人生に大いに役立っている。旅の醍醐味を、一人でも多くの人と共有したい思いから、「BADO!」という旅人支援プロジェクトを始めた。

旅のプランを募集し、奨学生3名に世界一周旅行をプレゼントする。その3名にムービーカメラで、毎週1回、動画を配信する。動画を見た人が、発見を共有し、問題意識を感じたら、「イーココロ!」で募金もできる。

–理想があり、その理想に近づくために行動している人に、魅力を感じる。言われたことしかやらない人はダメ。たとえば既存の仕事を工夫して効率を上げることができるスキルかもしれないし、全く新しい分野を切り開くジョブクリエーションのスキルかもしれないが、自分から動ける人が求められている。またはそんな人になれるポテンシャルを持つ人は素晴らしい。人任せにせずに、自分から変えていこうと考え、行動することが大切。

ーーーーーー
マザーテレサとは違って、市民として生活しながら社会を変えてゆこうという姿勢のようです。まあ、儲かってはいない様ですが、志はしっかりしているという印象。

来年、フィルムフェスティバルも予定しているそうです。
多くの作品を集め、市民の意識を高めたいとおっしゃっておりました。

応募要綱のバナーです

UFPFF 国際平和映像祭

Categorised in: 未分類