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2010年12月5日

1867 失明に人工視覚、白い光「見えた」… の記事が出ています。

人工視覚 不二門
人工視覚はカメラでとらえた映像を両眼が失明した患者さんの視覚路のいずれかの部分に電気信号として入れてやり、本人の大脳視覚で感知される領実用に耐える視力を与えようとするものです。

大阪大学の不二門尚教授らのグループはその研究を続けていますが、今回数人のボランティアで光を感じさせることに成功したようです。実用までにはまだマガありそうですが、希望のもてる結果のようです。

(このブログの過去の記事
2006年05月28日
104, 人工の眼 artificial eye 人工視覚
にリンク)

2010年05月03日
1403大阪大学の人工眼の実験成功の話題が報道されています
にリンク

ーーー本日の記事の引用ーーーー

失明に人工視覚、白い光「見えた」…国内初 (読売新聞)
記事写真

 

 大阪大大学院医学系研究科(大阪府吹田市)の 不二門尚 ( ふじかどたかし ) 教授(感覚機能形成学)、神田寛行助教らの研究グループは、網膜の異常で失明した「網膜色素変性症」の患者の網膜を、微弱電流で刺激し、視力を回復させることに成功した。

 6人中5人で効果が確認され、目の代わりとなる小型カメラでとらえた光の動きを追うことができた人もいた。国内で「人工視覚」の成功例は初めて。不二門教授は「数年以内につえなしで歩けるようにしたい」としている。

 目の構造をカメラに例えると、角膜、水晶体がレンズ、網膜がフィルムにあたる。健康な人が見た映像は、電気信号に変換され、網膜、視神経を経て脳の視覚野に送られ、「見える」ようになる。しかし、網膜色素変性症になった人は、網膜の視細胞が徐々に消失するため、信号が視覚野へ届かなくなって光を失っていく。

 不二門教授らは、患者の網膜の外側の強膜の中に、刺激電極のチップ(7ミリ・メートル四方)を装着。チップから微弱電流を流し、眼球内に埋め込んだ帰還電極にあて、返ってきた電流で網膜内にわずかに残った神経細胞を刺激する方法を考えた。

 2005年秋と08年春には、計4人にチップを装着。手術中のわずかな時間に光の刺激を与えたところ、3人が光の方向を判別できた。

 今年4~7月には、失明して10年以上になる女性2人に1か月間チップを装着しCCDカメラをおでこにつけてもらった。カメラで取り込んだ画像情報は、体外の装置で電気信号に変換され、体内装置を経て、強膜内のチップに送られた。

 千葉県の女性(67)はパソコンの黒い画面上に不規則に現れる白色の棒をカメラで見て、位置を指さすことができた。女性は「闇の世界でしたが、白い光がはっきり見え、棒の位置を追えました。光が見えるというのは素晴らしい」と話す。

[ 2010年12月5日3時2分 ]
ーーーー引用終了ーー

清澤のコメント
着々と実用に向けた、検討が進んでいるようですね。
現在の対象者は色素変性で両眼が失明した患者さんということのようですが、実際には色素変性では最後まで中心部だけの視野と比較的よい視力が残りますから、この条件を満たす患者さんは少ないかと思われます。

一層の研究の進展を期待いたします。

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