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2010年9月29日

1693 鹿児島大学歯学部の卒業試験の点数の集計に間違いが

かごしま
鹿児島大学歯学部では、卒業試験の点数の集計において計算の間違いがあって、卒業試験合格でなければならない学生を誤って不合格としていたというスキャンダルが有ったようです。

今回、この元学生が損害賠償の訴訟を起こしたことから世間にも再び気づかれたようですが。

ーーー引用ーーー

2010/3/17 インフォメーション 大学からのお知らせ 広報室(出典にリンク)
「鹿児島大学歯学部における卒業判定の誤りに関する報告書」ついて

 このたび,本学歯学部における卒業判定の誤りについての報告書ができあがりましたので,ご報告いたします。このことにつきましては,昨年8月27日に報道発表をしてご報告しておりましたが,大学が最も厳正に行うべき卒業判定において,このような事態を引き起こしたことについて,あらためて,遡及して卒業と判定された卒業生,保護者の方々に深くお詫び申し上げます。
 本学としましては,再びこのような事態が発生しないよう最重要課題として取り組み,学長を本部長とする対策本部を設置し,その下に置いた歯学部生支援チームにおいて,本事案についての綿密な調査・検証を行いました。その結果をとりまとめ,報告書として公表するものです。

【検証結果概要】
1.平成20年度の卒業判定の誤りにより,5人の学生が遡及して卒業しましたが,この時の誤りは,表計算ソフトの操作ミス及びずさんなチェック体制のほかに,正答率30%未満の問題36問すべてを採点対象から削除すべきところを,そのうちの7問を教授会の審議を経ずに採点対象に含めていたことに起因します。
2.平成17年度については,誤ったデータを基に教授会資料が作成され,卒業判定が行われていたことによります。しかし,誤ったデータシート以外に正しいデータシートも存在していました。なぜ2つのデータシートが存在するかを解明することはできませんでした。
3.新たに判明した平成19年度の判定誤りについては,本人以外の受験者によるマークシートの受験番号のマークミスを原因とした得点集計ミスによるものでした。
 このほかにも,卒業判定に影響はなかったものの,毎年度表計算ソフトの操作ミス等があったことが判明しました。短時間に1人で作業したことにより,ずさんな処理が行われており,更に,担当教員を過度に信頼して疑わなかったために,教授会等による組織的なチェック機能が働いていなかったことが判明しました。

【対応・改善策概要】
 歯学部では,今年度の卒業試験の見直しを行い,当然のことですが,試験問題の作成や採点の結果についてチェックを複数人で綿密に行いました。また,再試験を導入するとともに,試験の実施に際しては,試験終了後に問題と正答を開示して解説を行いました。更に,削除基準を事前に正答率10%未満と明示するなど,改善を行って今年度の卒業試験を終了しました。
 平成22年度には,卒業判定に直接関わる卒業試験を廃止し,教育理念に基づいた「総合歯科医学」を開講し,単位認定により卒業判定ができるシステムを構築します。
 また,平成22年1月7日開催の教育研究評議会(臨時)において,学生からの成績等開示請求及び異議申立て等への対応に関する一層厳格な全学的指針として,「学生の成績等開示請求及び異議申立て等への対応に関する全学的指針」を策定しました。この指針に基づき,全学部等の規則を平成22年3月末までに改定することを決定しました。
 歯学部においては,他の学部に先立ち,「鹿児島大学歯学部における学生の成績開示等及び異議申立てに関する規則」を平成22年1月20日開催の歯学部教授会において制定し,異議申立期間の改善や申立てに対する回答期限の設定,申立書の提出先や対応組織,過失や疑義が認められた場合の具体的な対応期限,対応組織,検証方法も明確に規定しました。

 なお,本学としてはこの事態を厳粛に受け止め,懲戒等の処分とは別に,歯学部においては歯学部長及び副学部長等が年度末で辞任し,新体制により歯学部の再建を行うことにしています。

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