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2010年9月26日

1985 収賄容疑:厚労省課長補佐を逮捕…眼科診療所に監査で助言 との報道

収賄容疑:厚労省課長補佐を逮捕…眼科診療所に監査で助言 との報道がなされています。

内容は、関西の大手のコンタクトレンズ販売会社幹部が、その査察を行う厚生労働省の職員を買収して監査を逃れたという内容なのですが、今一つそのストーリーがはっきりしません。

眼科医が属する眼科医会は通常の眼科医による安全なコンタクトレンズ診療を定着させるために、医師に対する講習会の開催などを通して、健全なコンタクト診療の実現に向けての努力を続けています。

まず、今回の事件で贈賄を疑われた側は、このような眼科医会とは別の商業系のラインの人物のようです。

私見ではありますが、コンタクトレンズの処方と販売には、1)通常の一般眼科医院が診察と処方を行っている場合と、2)コンタクトレンズ処方を中心に診療するコンタクトレンズ診療所(その多くは大手コンタクトレンズ販売チェーン店に寄り添う診療所)が行う場合があります。

 前者と後者の分別には社会保険が定める数量面からの基準があり、コンタクトレンズ診療が一定の比率以下であるという基準を満たせないコンタクトレンズ専業のところでは診療費が低く算定される様になっています。ですから、コンタクトレンズをその主な取扱種目とする診療所も、自らをコンタクトレンズ専業とはせず、一般の眼科としてふるまおうとする可能性があります。

 これらの診療施設では、眼科専門医の確保が追い付かないため、眼科の専門教育を受けてはいない眼科診療の知識が乏しい他科の”医師”が診療にあたる場合もあり、また検査員も検査資格のない人が検査を担当することさえも疑われたため、数年前からはそれなりの厳しい監査が全国で行われました。

 今回の事件で厚生省職員(しかも医療課特別医療指導監査官)がわいろを受け取ってその監査を逃れさせていたとすれば、眼科医の集まりである眼科医会がコンタクトレンズ診療をより安全なものにしようという取り組みに対して、我々眼科医は同じ目的を共有する仲間に”後ろから襲われた”ようなものであり、市内の一眼科医としても、この嫌疑が真実ならば、実に許せない思いをもつものです。

 大手のコンタクトレンズ販売会社では、営業箇所も数十以上に及びますので、その影響は大きく、このような事件を起こす下地になったのでしょう。数年前ですが、実際に不適切な診療として、”保健医”資格を取り消されたという様な医師の例もあったようです。

では新聞の記事を引用してみましょう。

ーー引用開始ーー
コンタクトレンズ(CL)購入者の検査をする眼科診療所(CL診療所)への監査を免れる助言の見返りに、現金を受け取ったとして、大阪府警捜査2課は25日、厚生労働省の国際年金課課長補佐(当時は医療課特別医療指導監査官)の住友克敏容疑者(50)=東京都府中市若松町3=を収賄の疑いで逮捕した。

CL販売店を展開するコンサルティング会社「シンワメディカル」(大阪市中央区)役員、佃章則(55)=堺市中区深井北町=と弟の役員、佃政弘(47)=兵庫県西宮市上甲東園2=の両容疑者も贈賄容疑で逮捕した。【生野由佳、松井聡】

 CL診療所を巡っては、医師の名義貸しや診療報酬の不正請求などの不正が相次ぎ、厚労省が指導・監査を強化していた。

 住友容疑者の逮捕容疑は、特別医療指導監査官であるにもかかわらず、CL診療所に対する地方社会保険事務局(当時)の監査を免れる方法を佃章則容疑者らに指導・助言。08年2月、謝礼として現金約150万円を受け取った、としている。3人とも容疑を大筋で認めているという。

 医療指導監査官は全国の地方厚生局(当時の地方社会保険事務局)が監査した医療機関のうち、より悪質なものを指導・監査し、「医療Gメン」と呼ばれる。住友容疑者は04~08年、「医療Gメン」を務めた。
ーーー引用終了ーーー

ーーー別のページの引用ーー
2010年9月25日 … 贈賄容疑でCL販売会社「シンワメディカル」(大阪市中央区)の役員佃章則(55)=堺市中区=と同佃政弘(47)=兵庫県 … 佃章則容疑者が今年4月、別の住居侵入容疑で府警に逮捕された際、押収された中に住友容疑者との金銭のやりとりを …
ーーー引用終了ーー
ここまでの内容を記載した記事は他には有りませんでしたが、会社社長が住居不法侵入で逮捕されるというのも何だか訳のわからないお話です。

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