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2010年9月21日

1675 原田芳雄と尾野真千子が出る「火の魚」NHK広島:を見ました。

火の魚
「火の魚」NHK総合で9/20再放送、

(http://www.nhk.or.jp/hiroshima/program/etc2009/drama09/)

島で暮らす頑固な老作家のもとに、東京から若い女性編集者が通ってくる。

小説の装丁を燃えるような金魚の「魚拓」にしたいと思いついた小説家は、彼女に魚拓を作ることを命じる。魚拓をとるには、金魚を殺さなければならない。

やがて老作家は女性の“秘密”を知ることになる。瀬戸内海の大崎下島を舞台に、世間から取り残された老人と、時間を慈しむように生きる女性が紡ぐ“いのち”の物語。
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昨晩このNHK広島発のドラマを見ました。原田芳雄、尾野真千子がよかったです。

自分に癌による死が迫っている事を知って隠棲している老作家は、東京から原稿を受け取りに通ってくる若い女性編集者にも同様な持病が有るという秘密を知らなかったのです。

後に病院に彼女を見舞い謝る老作家に、「私をあなどられては困ります。むしろ逆でございます。2年前に手術をしてからこの世で一番孤独だと思っていました。しかし先生は私以上にさびしい方でございました。先生の無残な孤独ぶりだけが心のなぐさめでした」という印象的な言葉を返します。
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”風の日記”と言うブログにはこの作品の事が見事に書いてあります。
http://blogs.dion.ne.jp/kazshin2007/archives/9268217.html
ぜひご覧ください。
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原作はどこで読めるのでしょうか?

初出は雑誌「群像」昭和34年10月号で、単行本としては昭和35年3月25日に中央公論社より出版されているそうです。

火の魚

「火の魚」というタイトルに相応しい真紅の函、真っ白な表紙に山口逢春の花の絵というお洒落な装幀となっています。この装幀は、室生犀星自身によるものです。

この「火の魚」は、2009年にNHK広島放送局がドラマ化し、平成21年度(第64回)文化庁芸術祭大賞(テレビ部門・ドラマの部)を受賞しました。その後、全国放送で放映されたため、その原作を読みたいとの人が殺到し単行本は古書店やインターネット上から瞬く間に消えた、とされており、ネットで探しても見つかりませんでした。

現在でも講談社の文芸文庫「蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ」にも収録されているという事でしたから、さっそくアマゾンでこれを注文しました。

密のあはれ
蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (講談社文芸文庫) [文庫]
室生 犀星 (著), 久保 忠夫 (解説)
に入っているそうです。

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