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2010年9月19日

1668 三菱が夢見た美術館という展覧会を見てきました。

外観

三菱一号館美術館は東京駅からもほど近く、上品な美術館です。そこで三菱が夢見た美術館という展覧会が行われています。今回ここは2度目です。

昼からの3時間の自由時間でこれを見にやってきました。いつものように500円で説明文の入った録音機を借りてこれを聞きながら一人で1時間半掛けて一周しました。

 この一号館は銀行に使われていた建物ですが、三菱には明治時代からここに美術館を創ろうという計画があったのだそうです。ジョサイア・コンドルという建築家に描かせた美術館の計画図面も残っています。

ryuuko
 三菱関係ではすでに古くから、静嘉堂と東洋文庫という美術品や古書籍を所有する有力な法人が有って、今回の展示物の多くがそこから出品されています。橋本雅邦の龍虎図などは代表的なものです。(図はこの絵を使った切手です。)雅邦の虎は上野動物園に通ってスケッチをしたということで、時代を画した絵だということでしたが、意外とラフな感じの筆使いでした。

 日本郵船やキリンビールのポスターにも見るべきものがあります。

麗子
 日本及び西洋の近代絵画:ここには岸田劉生(1891~1929)が愛娘麗子を描いた童女像(麗子花持てる)なども展示されていました。いつもの見慣れた構図の麗子像ですが、彼女も多彩な才能を持ち、48歳で父との思い出を本にまとめた後に、早世したのだそうです。その本も探してみたいと思います。
「父岸田劉生」雪華社1962年

 その他の見どころには最後の一画に展示されていた、ルノアールと梅原のパリスの審判も紹介されていました。梅原龍三郎は若き日に紹介状もなくフランスに渡りオーギュスト・ルノワール(1841〜1919)に師事を求めたのだそうです。「パリスの審判」は師の書いたものを覚えていて、師の亡き後、梅原が90歳近くになって同じテーマで書き直したものが元の絵とともに展示されていました。

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