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2010年8月31日

1634 わたしはノジュオド、10歳で離婚 を親子で読みました。

najyわたしはノジュオド、10歳で離婚

ノジュオド・アリ/著 デルフィヌ・ミヌイ/著 鳥取絹子/訳
河出書房新社 出版年月 2010年5月

「助けて!」少女の悲痛な叫びは、ついに天にとどいた。古い習慣によって無理やり結婚させられた少女が、世界最年少の離婚訴訟を起こした―「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2008」に輝いた少女が語る感動の物語。

目次とそのあらすじは

1 裁判所で;まだ子供のノジュオドは殴りつける夫から逃れたくて、人目を忍んで右も左もわからぬ首都の裁判所にたどり着いたのでした。

2 カラディジ村;ノジュオドの生い立ち。彼女が生まれ育った村を父親の起こした騒動で彼女の家族は追われたのでした。

3 裁判官の部屋で;10歳の少女が離婚を求めて裁判所を訪れた時、裁判官は驚きましたが、追い返しはしませんでした。

4 結婚;父親は”結婚はノジュオドを守る一番いい方法なのだ、これで食い扶持が一つ減ることになるんだ”と6歳の彼女に言い聞かせました。

5 女性弁護士シャーダー;彼女の裁判で弁護に立ってくれたのは女性弁護士のシャーダーでした。ノジュオドはシャダーを信じ憧れています。

6 逃亡;父の第二婦人から彼女が物乞いで一日かかって得たすべての100円を、また母を欺いて一家のパンを買う150円を得て、そのお金を握りしめて一人でバスに乗って首都の裁判所に向かったのでした。

7 離婚;ここに開廷するのは、本人の同意なしに結婚させられた一人の少女の一件です。彼女は知らぬ間に結婚誓約書に署名されるや、強制的に連れてゆかれました。そこで夫なる人物は、彼女が結婚年齢に達しておらず、、、彼女を殴り、侮辱しました。彼女は本日ここにいて、離婚を要求しています。、、、

8 誕生日;戸籍にも登録されておらず、誕生日も解らないノジュオドに離婚が成立した日を、周りの人々は誕生日として祝ってくれました。

9 ムナーの身の上話;性的な乱暴をされて、それを隠すために結婚させられていた姉のムナーは、彼女の不幸な結婚を離婚できたノジュオドに告白するのでした。

10 帰ってきたファリス;夢を抱いて家でしたファリスだったが、サウジアラビアに行って雇われたて得たのは奴隷のような生活で有った。彼は、零落してイエメンへと戻ってきた。

11 弁護士になったら:現在、国際人道組織の助けでノジュオドは小学校に通っている。

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アリ,ノジュオド (アリ,ノジュオド)   Ali,Nojoudは、アラビア半島南端にあるイエメンのカラディジ村に生まれた少女です。彼女は、早婚の伝統が根強く残るこの国で、10歳に満たないときに父親から強制されて、3倍は年上の見知らぬ男性と結婚させられ、乱暴をふるわれます。

しかし苦痛に耐えかねて逃亡し、果敢に立ち上がって裁判所に離婚を申し立てました。裁判官や弁護士資格を持つ女性ジャーナリストなど多くの力添えを得て見事に勝訴し、イエメンで初めて離婚を勝ち取ります。「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2008」に選ばれた

ミヌイ,デルフィヌ (ミヌイ,デルフィヌ)   Minoui,Delphineは、実質的なこの本の著者です。1974年、パリでイラン人の父とフランス人の母との間に生まれました。パリでジャーナリスト専門の高等教育を受けたあと、イランのテヘランに移住し、レポーターのキャリアを積見ました。『ル・フィガロ』『レクスプレス』『ラジオ・フランス』など、主要なフランスのメディアへ定期的に記事を発信し、ラジオ番組などでレポーターとしても活躍しました。2006年、イランとイラクのルポ・シリーズで、仏語圏のジャーナリストにとってもっとも権威ある「アルベール・ロンドル賞」を受賞

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清澤のコメント:この本をアマゾンで買い、居間に置いたら、11歳の娘が一日で読んでしまいました。内容も結構よく理解していて、まだ読み終わってない私にあらすじを説明してくれました。イスラムでは結婚すると生まれ育った家とは全く切り離されてしまうんだね。と、女性が財産として扱われていた古いイスラム社会の構造の特徴まで理解したのには驚きました。まあ、日本における結納金もそのような時代の名残ではあるわけですが。

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