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2010年8月28日

1624 ホメオパシー否定の発言が医学界で発せられています。

ホメオパシーとは何なのでしょうか?なぜ否定されなくてはならないのでしょうか?
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 日本学術会議(会長=金沢一郎東大名誉教授)が民間療法「ホメオパシー」の科学的根拠を全面否定する会長談話を出しました。(http://www.asahi.com/health/news/TKY201008240373.html)最近の閉塞的な社会風潮もあってか、従来の正当な医学に見切りをつけて、代替医療に向かおうとする流れが世の中の一部には見られるようです。

 現代医学で治しきれない疾患に罹てしまったり、従来の医学による治療に満足しきれなかった場合、夢のような代替的な手段がないかと思ってしまうのは人間ならあることではありましょう。またその様な人々ノ弱みに付け込んで、経済的な利得を得ようとする輩が出現することもしばしばみられることです。

 害の無い健康食品を併用するという程度であれば、見逃すことが許される場合もありましょうが、そのために長年かかって人類がたどり着いた科学としての現代医学の成果から患者さんを隔離してしまう可能性が有るとすれば、それは排除されなくてはならないという考えが、この発言の背景です。

 このホメオパシーの否定は、「科学的な根拠は明確に否定され、荒唐無稽(こうとうむけい)」とし、医療従事者が治療で使わないよう求めるというものです。

 山口市では女児ら死亡例が出たことが重視され、通常医療から患者を遠ざける懸念があるとして、一般に広まる前に、医療現場から排除する必要があると判断しています。

科学者の代表機関が、特定の療法を否定するのは極めて異例ですが、「今のうちに、医療現場から排除されないと『自然に近い安全で有効な治療』という誤解が広がり、深刻な事態に陥ることが懸念される」として、医療関係者が治療に使うことは厳に慎むよう呼びかけています。

この問題は以前2005年にランセットと言うイギリスの医学雑誌も取り上げていて、政治的な理由で医学とは呼べないホメオパシーを容認したイギリスの厚生大臣に対して、”恥知らずもの”と批判する記事が出ているという事です。

 この記事で思い出したのが、その昔の念力でスプーンを曲げるといった関口少年や、ユリゲラーの事件(昭和49年 リンク)です。大手の新聞やテレビメヂィアまでが面白がって取り上げ、はじめは”そんなのできるわけがないのは当たり前”だったのが、”そんなのが有っても面白くていいじゃないか”と容認的になり、そのうち、”科学で証明されない事も世の中にはあるものなのだ”と、世の認識が変わってゆきました。

 冗談もある一線を超えそうになったら、それを世の識者は本気で食い止めておかなければならないという事なのでしょう。

 皆さま、いい加減な魔術に騙されませんように。

(ただし、私はハリーポッターの世界、ホグワーツ魔法学校の世界の大ファンではありますが。)

ホメオパシー

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