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2010年8月24日

1615 中国ではエビを食べて筋肉が溶ける市民が続出だそうですが、

ーーー記事の概要ーーー
「洗い粉」のせい?エビを食べて筋肉が溶ける市民が続出―南京2010年8月23日 12時8分

 食の安全に対する意識が高まりあるつつある中国だが。
 江蘇省南京市ではここ数日、食用のエビを食べた多くの市民の筋肉が溶解してしまうという事態が発生しているようだ。南京市内の病院には7月頃よりエビを食べた市民が体調不良を訴えて入院するケースが増えているという。

その症状は筋肉が溶けることでタンパク質が血液中で増加してしまうとのこと。体のだるさを訴える患者が多いが、症状が重い場合は腎臓の機能も低下するようだ。

 症状を訴える市民は十分に加熱したエビを食べていたとのことだが、その原因ははっきりしていない。化学物質や有機物による中毒との見方が強まっている。そんな中、「エビ洗い粉」に疑いの目が集まっている。

ーーーーー概要引用終了ーーー
清澤のコメント:
これって横紋筋融解症のことですか?
そうであるならば、横紋筋融解症ーーー

横紋筋融解症とは
横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう、rhabdomyolysis)とは、横紋筋細胞が融解し筋細胞内の成分が血中に流出する病気です。

横紋筋融解症の概要は

ミオグロビン
横紋筋融解症が発生すると、骨格筋(いわゆる筋肉)が壊死をおこし、ミオグロビン(図)など、筋細胞中の成分が血液中に浸出します。

筋肉が障害されるので、筋肉痛や脱力感などの症状が現れ、次第に筋力の減退、赤褐色の尿、筋の疼痛、麻痺などの症状が現れます。

クレアチニンカイネース
特異的に診断に有効なテストは、クレアチニンカイネース値(CK)でこれが上昇します。腎機能の低下で、尿は赤くなり、血中クレアチニンと尿素窒素の値の上昇、血中のカリウム増加とカルシウム減少が見られます。

横紋筋融解症の原因
1、外傷など
 地震や戦争などの時のビルの崩壊などの事故により体が強く圧迫挫滅し、その圧迫から解放されたような場合に見られることが多いようです。

2、非外傷的原因

1)薬剤投与:この薬剤は多岐にわたりますが、キサンチン系薬剤、スタチン系薬剤、ニューキノロン系薬剤、フィブラート系薬剤、漢方薬などが知られています。

2)虚血症:動脈の閉塞などで組織が虚血状態になると筋組織の破壊が起きることがあります。 また、最近話題になることの多い水分補給不十分な状態での過激な運動などでの熱中症でもこれが誘発されることがあります。

3)低カリウム血症:これも筋組織破壊を誘発します

横紋筋融解症の治療法、治療薬これには、経口的な水分補給、点滴、薬剤投与、原因薬剤の投与中止などが知られていて、人工透析など腎臓を傷害するミオグロビンを除去する処置も有効です。

個別の目や視覚に関する症状はみつかりませんでした。眼科に関係して起きるとすれば全身麻酔の合併症である悪性過高熱などで見られることがあるそうです。原因になりうる薬剤は多岐にわたりますが、眼科でよくつかわれる薬剤ではニューキノロンなども含まれていますのでご注意を。

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