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2010年8月4日

1575 多数の所在不明高齢者の存在が明らかになっています。

先日、都内最高齢のはずのお爺さんがミイラ状態で見つかったという事件を聞いたことを記載しましたが(この記事にリンク)、行方不明の高齢者が多数いることに社会が気づき始めたようです

ーーーニュースの引用ーーーーー
役所が「存命」としながら、実は長期にわたって所在がわからない高齢者が相次いで確認された問題は厚生労働省が全国調査に乗り出したこともあり、地方自治体から次々と同様の事例が明らかにされている。
FNN調べでは高齢者所在不明問題:全国で増え続ける100歳以上の所在不明者は34人だそうです。
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1)実の父母や祖父母の生死を認知していないなどという市民が今の日本人の中にいたことに対する驚き。日本における家族崩壊もここに至ったか!と、私は心底驚きました。

2)家族に放浪癖があり、失踪届を出し遅れてしまって、今更、捜索願いも出せないという立場に立ってしまった家族は少なくはないだろうと思います。家族の失踪を裁判所に申し立て、除籍をしてもらうのも大変だと聞いています。相続が生じた場合、遺産の分割に同意ができない行方不明者が一人でも存在すると、遺産の分割や不動産の売却など何一つ手がつけられないそうです。

実際の失踪者は、少なくとも現在生存しているホームレスの人数と家族の所在の分からないまま死亡した行路病死人の合計数だけはいるはずですから、それは無視できない数のはずです。

昨年のテレビ番組を見て、故郷の家族に遺骨を引き取ってもらえない死者が年間相当数(3万人?も)いるということは聞いておりましたが(1261無縁死3万人という番組(NHK)を見ました:記事にリンク)、やはりそうなのでしょう。

3)年金や保護を受けていた場合、本人死亡後も遺族がその補助金を受けるために故意に死亡を隠すというケースもありそうです。しかし、これはいずれは分かってしまいます。さらに、、今回のように死亡や失踪した人の通帳を家族が勝手に動かしていれば、その行為によって詐欺罪が成立してしまうでしょうから、注意して避けなくてはいけません。

小泉
中学生か高校生の時に読んだ小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の小説に、妻を捨てて旅に出ていた男が長い年月の後で家に帰ってみたら、やつれ果てた妻が待っていてくれて懐かしく話をし、褥をともにして休んだ。翌朝起きてみたら、妻はいなくなっており、廃屋にはしゃれこうべがあった、という気味の悪い話でした。”和解”という作品らしいです。
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和解のあらすじ:(Wikipediaから)

昔、京の都に貧しい夫婦がいた。男の方は貧しさに耐えかね、妻を捨てて地方に仕官してしまう。男はそこで新しい女を得るのだが、そこでの生活は決して幸せなものではなく、しばらくすると、もとの女が懐かしくなる。男はことあるごとに彼女を思い出しては、彼女を捨てた事への後悔と自責の念に心を苛まれる。そこで男は、京に戻ったら昔の女を探そう、そう決心するのだが、そうこうしているうちに何年も経ってしまう。

任期が切れたので、男は新しい女を離縁して、やっと昔住んでいた家へと帰ると、そこにはまだ前の妻が彼を待ってくれている。男は彼女を抱きしめて何度も何度も謝罪し、女は謝罪すら必要がないというように男を迎えいれる。そして二人は布団の中で、これまでどうしていたか、これからどうやって暮らそうか、といった尽きぬ話を幸せに語り合って夜を明かす。

次の日、男が目覚めてみると、廃屋の中で、骨すら腐り果てた妻と寝ていた。どうしようもない絶望感に囚われて男がさまよっていると、近所の人が教えてくれる。女は、男が彼女を捨ててしまった年の秋に、男を失った悲しさのあまり病気になって死んでしまっていたのだ。
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雨月物語
 これは上田秋成の雨月物語の中の”浅茅が宿”という作品をもとにしたもののようです。この作品もしっかりした時代考証と優れた記述の作品ですが、次のページは現代語訳されていてとても読みやすいです。リンクhttp://mouryou.ifdef.jp/ugetsu/asadi-ga-yado.htm
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浅茅が宿
こんな人がこの数日で30人もいたことが分かったようです。

現代の社会は応仁の乱の時代よりも恐ろしいいことが平気でおこるようになってしまったのでしょうか?
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