お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2010年5月23日

1438 角膜移植:家族への角膜の移植が初めて行われるそうです。

角膜移植のイメージ
家族への角膜の移植が初めて行われるそうです。従来臓器移植への臓器提供は広い人類愛いに基づくものとされ、臓器バンクへの登録順や重症度などに応じた”公平な”順位で決められてきました。其処に、臓器提供をプロモートする目的も加えて、家族への優先提供という新しい風も入れたという事のようです。

電車内の放送に当医院近隣の江東高齢者医療センター副院長を務められた金井淳先生(順天堂大学名誉教授、現在は日本アイバンク理事長)の映像が映っていましたので、この話題に気がつき、ネットで元記事を見つけました。

角膜移植レシピエント
私の眼科医としての認識では、現在も国内での移植のための角膜提供はまだまだ不足して居りますが、角膜だけについて言えば、現在は入手経路とのコンタクトが付き多少の運賃通関手続き他の経費負担さえ負担できれば、米国ユタ州バングラデッシュなど(国際)アイバンク活動の盛んな地域からの斡旋輸入角膜が入手できます。この角膜は現地の需要を満たした上での数量ですから、現地の移植医療には迷惑はかけてはいないと聞いています。

ドナーグラフトこのため、日本でも移植用の角膜が入手できないばかりに失明してしまうと言う症例が多発している現状ではないと思います。

ーー記事の引用ーーー
「親族優先」初適用 亡夫の角膜移植へ
2010.5.22 11:14

このニュースのトピックス:病気・医療
記者会見
会見する厚生労働省臓器移植対策室の辺見聡室長(左)と日本アイバンク協会の金井淳常務理事(右)=22日午前、東京・霞が関の厚生労働省(長島雅子撮影) 

日本アイバンク協会は22日、関東地方で死亡した50代の男性の角膜が妻に提供されることになったと発表した。1月の改正臓器移植法の一部施行で、親族への優先提供が認められ、初めてのケースとなる。男性の眼球は21日に摘出手術が終了しており、今月下旬から来月上旬に妻への移植手術が行われる予定。

 同協会と厚生労働省によると、男性は胃がんのため21日午後5時半に死亡。生前の今年4月、50代の妻に角膜を提供する意思をアイバンク登録票で示し、男性の主治医に対してもその意思を伝えていたという。

 妻は角膜ヘルペスのため片眼の視力がほとんどなく、移植を希望。同法施行後、アイバンクにレシピエント(移植を受ける患者)登録をしていた。男性のもう片方の角膜は移植を必要とする他の第三者に移植される予定。

 平成21年7月に成立した改正臓器移植法の一部が今年1月に施行され、死後に親族を優先して臓器提供する意思表示ができるようになった。親族の範囲は法律上の配偶者と実の親子。今回のケースでは男性の保険証で夫婦であることを確認した。

 日本アイバンク協会によると、3月31日現在で2604人が移植を希望し、レシピエント登録している。移植は原則、登録順に行われているが、待機期間は平均2~3年とされる。
ーー^引用終了ーーー
角膜移植
私も東北大学時代は全層角膜角膜移植も上皮形成(輪部移植)術も数件担当させていただきましたが、最近、角膜移植はもっぱら大学病院に依頼しています。

角膜移植ビフォーアフター
最近は、角膜も上の図の様な全層移植ばかりではなくて、必要な層だけを移植する分層移植、殊に角膜内皮移植が盛んにおこなわれるようになっているようです。移植来る部分が少ない方が侵襲も少なく、拒絶も起きにくいと言うことでしょう。

。(関連記事へリンク)自分で手掛けるわけではありませんが、その適応の有無等そ相談やアイバンクへの登録のお手伝いなどでしたら御相談に応ずることはできると思います。必要がありましたら声をおかけ下さい。

Categorised in: 未分類