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2010年5月17日

1427 週刊誌や健康雑誌がもてはやす ランキング上位でも信用できない:という記事、、

週刊誌や健康雑誌がもてはやす ランキング上位でも信用できない:という記事が
(2010年05月16日10時00分 / 提供:ゲンダイネット)ネットに出ています。引用して紹介いたします。

清澤のコメント:
 医師でも病院でもランキングに名前が出ていれば、それだけで“腕がいい名医”“信用できる病院”と思ってしまいがちだが、実はそうではない、というのがその記事の趣旨です。

 確かに、3分で白内障を済ませますと言ってやさしい白内障だけきれいに行うとか、、、眼科でもそういう話は有りますね。もっとも、逆に送り出す側の開業医としては、確実に患者さんを紹介元に戻してくださらない病院には、たとえ腕が良くても、次には紹介の足が遠のきますが。

 ”高価な機械の償却のために手術数を増やそうとする”という話も確かに聞きます。患者さん自身が”本当に受けるのが必要な手術かどうかを考えなくてはいけない”というのも、恐ろしい話ですが。眼科の手術には、”今受けてもよし、もう少し待つことも可。”という手術も少なくはありません。そこでは、主治医と患者さんとの利害得失のエビデンス(実情)を踏まえた親密な相談が必要です。

 有名病院にいきなり飛びこむのではなく、その手術を施術することが、医師本人の経済的利益にはならない(ニュートラルな立場の)開業医師からの紹介をもらって、そこから紹介された(信頼できる)病院で手術を受けるというのは賢い選択かもしれません。その際には、時に希望があれば、紹介先は指名してくださってもよろしいです。

 大病院の医師も、いつも紹介状を持たせてくれる開業医からの紹介患者は、”一見の客”よりは、一声優しい声をかけるとか(何かと見えないところで)優遇してくれているのかもしれません。少なくも開業医が紹介状を書くときは、”私の大事な患者です。どうか粗相のないようによろしくお願いいたします。”と思いながら紹介先も厳選しているのです。

 それぞれの病状に適応した優れた紹介先の病院をどれだけもっているか?またそうして紹介状を出して患者さんが実際に訪ねて行ったときに、”ああ、あの先生からのご紹介なのですね。丁寧に拝見しましょう。”と、にこやかに応対してくださる紹介先をどれだけ持っているか?という事が、街の開業医の実力だと考えながら、日々の診療を行っています。

  開業医は此処は頼めそうだと思う医療機関には機会を見つけては足を運び、その診療内容をチェックしているのです。先週も、大学病院の自分の担当する神経眼科外来の帰りに、無理を言って押しかけて、頭痛外来を標榜している後輩の神経内科開業医を訪ねてきました。さすがに頭痛を専門的に診ているというだけあって、これは良さそうだとの感触を得てきました。脳腫瘍などがない事が既に確認できている普通の頭痛(三叉神経痛、筋緊張性頭痛、片頭痛など)の薬物治療は、大きな大学病院などでは面倒くさがられるかもしれませんからね。受診時間帯も午前中と指定される大病院よりは、自分で選べる開業医がより良いでしょう。

ーーー引用ーーー
週刊誌や健康雑誌がもてはやす ランキング上位でも信用できない
2010年05月16日10時00分 / 提供:ゲンダイネット

●こんなカラクリ知ってます?

 新聞や週刊誌、医療・健康雑誌、ムックなどでよく見かける「医師・病院ランキング」。手術の件数、医師や患者へのアンケート結果などをもとに、さまざまなランキングが作られている。

 医師でも病院でもランキングに名前が出ていれば、それだけで“腕がいい名医”“信用できる病院”と思ってしまいがちだが、実はそうではない。

 手術件数は抜群に多くても手術後のフォローがなかったり、ランキング自体が古い手術法でのものだったりするから、油断できないのだ。

 長浜バイオ大学(医療情報学)の永田宏教授に、医師や病院のランキングの“落とし穴”を聞いた。

●手術の難易度

「手術を多くこなしている医師が、その手術法に長(た)けているのは間違いありません。しかし、問題はその中身です。難易度の低い手術を集中して行い、手術件数が多くなっている医師もいます」

 例えば、同じがんの手術でも、糖尿病や高血圧などの持病がある患者の手術は一般的に難しいとされる。成功しないこともありランキングに不利になりそうな、そういう手術はやらないのだ。

「本当に腕がいいのは、難しい手術をする医師です。しかし、病期が進んだ手術はやらない、手術をしてもしなくても結果は同じという場合は積極的に手術する、という医師もいるのです」

●手術後のフォロー

 手術はするが、その後の治療はやらない、という医師がいる。実際、ある眼科手術で有名な医師は、日々の手術をこなすのが精いっぱい。手術後のフォローまでは、とても手が回らない。

 そのため手術後の治療、経過観察は地元の眼科医で行うよう患者へ指示した結果、患者と地元眼科医両方から強い不満が出たという。

「手術数が多いランキング上位の医師は、手術後のフォローまでしてくれるわけではないことを知っておくことです。でないと“期待はずれだった”ということになります」

●手術の技法

 医学は日進月歩。同じ病気の治療法でも、最新のやり方と旧来のやり方では、患者の満足度は全然違ってくる。

「手術の多い医師の手術法は、オーソドックスなやり方が中心で、最新のものはそんなにない。とくに大掛かりな手術器具、施設が必要な手術法ほど、その傾向が強い。“元を取る”ため、同じやり方の手術を続けなければならないのです」

●学会主流派

 アンケートをもとにしたランキングでは、医学会の主流派の医師が主体となりやすいことも覚えておきたい。

「医師や患者さんの医学情報源は、ほとんどが消化器学会や内科学会など各医学会で発表されたものです。異端の意見はなかなか評価されません。独自の工夫で治療成績を上げている医師は、ランキング上位にくることはありません」

 要するに、ランキング上位の医師でも、患者にとっては“ハズレ”ということがあるということ。ランキング頼みの医者・病院選びは“危険がいっぱい”なのだ。

(日刊ゲンダイ2010年5月13日掲載)
–引用終了ーー
ではでは、皆さんお大事に。

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