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2010年5月12日

1418 「老いは目から」…包括的検診の勧め 40歳以上は5~10年ごとに:という記事が有ります

「老いは目から」…包括的検診の勧め 40歳以上は5~10年ごとに」

まず清澤のコメントから:
やや古い話で恐縮ですが、年初に行われた東京都眼科医会学術部の時の雑談でも話題になった記事のお話ですが、眼科検診をお受けください。

記事の本論とは別の意味で思いだしたところが有りますので、此処に引用しておきます。

その時に問題とされたのは、”保険診療で眼科健康診断はできないはず。”という点でした。国民健康保険は病気になった被保険者を診療するためのものですから当然、健診は保険ではカバーできません。

このほか、病院や医院で行う診療で国民健康保険が適用されない物がいくつかあります。
1)第三者に殴られた(殴った相手に請求してください)とか、
2)交通事故(事故の相手や相手の入っている保険に請求してください)とか、
3)労働災害(労働災害保険を使わねばなりません)、とか
4)学校内での事故(自己負担分の3割は区には負担させないで本人が立替たうえで、後から学校安全会から4割相当の見舞金を受け取るべきもの)などなど。
5)それに入社試験の為の健康診断の視力測定や保険金受け取りのための診断書発行料なども保険適用外です。

しかし、緑内障検診などのような単語で使われる検診の”けん”の字の違いにご注目ください。特定の異常を患者さんが気にして受信し、眼科の病気がない事を調べた場合には当然国民健康保険は適用されます。

ですから眼科検診が保険を使って3000円程度で受けられるという記載は間違ってはいない。というのがたぶん正しい見解です。

さて最初の記事を引用しましょう。
ーーーーー引用ーーーーー
眼科有病率

このニュースのトピックス:病気・医療

 日本の視覚障害者は約31万人とされるが、米国など諸外国と同じ基準で照らし合わせると約164万人に上るとみられることが、専門家の調査で分かった。その半数が70歳以上の高齢者。進む高齢化の中、専門家は「視力検査では現れにくい初期の症状を包括的検診で早期に見つけることが大切」と警鐘を鳴らす。(草下健夫)

 ◆視覚障害、より多く

 日本では、視覚障害者の判定は両目の視力の和などで行う。しかし、世界的には良い方の目の視力で判定するのが主流という。

 「日本には考えられているより多くの視覚障害者がいるはず」と考えた国立病院機構東京医療センター感覚器センターの山田昌和・視覚研究部長らは昨夏、米国の「良い方の目の矯正視力が0・5未満」の基準を用いて、視覚障害者数を推計した。

 推計結果によると、国内の視覚障害者は平成19年時点で約164万人。18年の厚生労働省「身体障害者実態調査」の約31万人(身体障害者手帳交付者)を大幅に上回っている。

 年代別にみると、視覚障害は50歳から増え始め、全体の半数が70歳以上、60歳以上では72%に上った。山田部長は「視覚障害は高齢者の病気とも言える」と指摘する。70歳以上で男性が突出しているのは日本特有の現象という。理由は明らかでないが、日本人男性に喫煙者が多いことや遺伝的な要因などの説があるという。

◆初期には自覚なし

 視覚障害を病気別でみると、緑内障、糖尿病網膜症、変性近視、加齢黄斑(おうはん)変性、白内障の5つで75%を占める。「これらは糖尿病や遺伝素因もあるが、多くは加齢が原因。中高年のこれらの病気が近年、問題化している」(山田部長)

 このうち、治療で回復できるのは白内障。ある程度の回復が見込めるのは糖尿病網膜症だが、残りの3つは回復できず、発見後に現状を維持するのが治療の目標という。しかも初期には自覚症状に乏しいため、より早期の発見が大切だ。

 視力検査だけでは見つからないため、山田部長は視力検査に加え、(1)屈折検査(2)細隙灯(さいげきとう)顕微鏡検査(3)眼底検査(4)眼圧検査-の計5つの包括的検診を勧める。これらはほぼすべての眼科で受診可能。費用は検査内容などによるが、保険が適用されると自己負担(3割)は3千円程度で済む。「『自分は目が良い』と思っている人ほど悪化させてしまう。一概に言えないが、40歳以降で5~10年に1回は眼科専門医で受診しては」

 山田部長らの研究では、視覚障害者数は20年後には202万人のピークに達すると推測。包括的検診のコストはかかるが、早期の発見や治療が進めば長期的には医療費を抑制できる。「(健康な視力は)QOL(生活の質)を高めることにもなり、より質の高い高齢社会を迎えることにつながる」と山田部長は提言する。

                   ◇

 ■受診経験者は3割未満-日本

 医療用具メーカーのジョンソン・エンド・ジョンソン(東京都千代田区)の調査によると、包括的眼科検診を受診したことのある人は28%にとどまった。

 調査は一昨年4~7月、18~54歳の男女を対象に実施。それによると、受診しない理由は「あまり考えたことがない」「時間がない」「視力が悪くない」などが高い割合を占めた。

 13カ国・地域の同様の調査では、受診率はブラジル80%、英国77%、米国とイタリア74%など欧米諸国で高かった。一方、日本のほか、中国25%、シンガポール28%、韓国43%とアジアは低かった。
ーーー引用終了ーーーー
最後にコメントの追伸:

しかし、”受信後に順番を待って検査というのはまどろっこしい。”、”会社で忙しく、時間を作れないくらいに忙しい。”、”全額自費でも良いからとっとと検査をしてその結果はきちんとまとめた報告書で出してほしい。”などという声もあります。

それに対応するため、最近は”眼科ドック”などという私費でのサービスを提供する医療機関も増えています。もっともな声でも有りますので、当医院でも緑内障や黄斑変性、白内障などを洗い出す目的を持ち、完全予約制で一般診療とは全く切り離した完全私費診療での眼科ドックの開設も検討し始めています。
(保険診療の希望者をそちらに誘導するつもりは全くありません。)

今の季節は、花粉症の患者さん方がひと段落し、学校健診で眼疾患や視力低下などの異常が指摘された学童の来院によってどの眼科も込み合う繁忙期ですので、その開始ができないでおりますが、計画のスキームは既にできています。遠くない将来そのようなコースも開設を考えますので、ご期待ください。

大変恐縮ですが、今のところは緑内障の除外をしてほしいなどのご希望の方は、希望内容をお伝えの上で、一般診療としての新患予約を混み具合の少ない日や時間をお聞きの上(水曜日午前など)でご予約ください。(ネット予約も受けています)

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笛を吹く少女(サムネイル)当医院は新患再来とも予約をお勧めします。(笛を吹く少女©MK)
予約されますと検査指示を診療開始前に出しますから、診療開始後の待ち時間が短縮できます。
 予約には9:00~14:00と15:00~19:00の電話予約が最も簡単です。
ここにあるのが真夜中も使えるネット診療予約システムです。夜中にこのブログを見て受診してみようかな?とお思いでしたらネット上に記入なさって下さい。(⇒リンク)翌朝、確認電話をこちらから差し上げます。遠方からの神経眼科関連の新患受診はぜひ電話予約時に内容もお伝え下さい。(すみません14:00-15:00の間の電話は受けられません。)

「老いは目から」…包括的検診の勧め 40歳以上は5~10年ごとに
2010.1.16 08:08(元記事にリンク)

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