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2010年3月29日

1349デュアン症候群患者の診断にボトックスを使うという報告です。

ボトックスのデュアン症候群患者診断への利用
; Dawson EL, Maino A, Lee JP; Strabismus(斜視) 18 (1), 21-3 (2010年3月)

諸言: デュアン症候群(Duane syndrome)は治療が困難な疾患です。患者とその家族はこの疾患が根治できないものであって、手術をしても正常な眼球の動きを作り出すことができるものではないという事を告げられなくてはなりません。ボトックスは両眼で複視がなしに見られる範囲を増やす事によって 異常な頭位を減少させる治療の効果がどんなものであるかを患者に見せるために用いることのできるものです。もしその結果が好ましいもので有れあれば、斜視手術を薦める事が出来るでしょう。この研究は後ろ向きにボトックスを1980年から2007年にかけてこの目的で使った患者さんたちの患者の調査です。
方法: 48人の女性と40人の男性の88人の患者が同定できました。5歳から68歳で平均年齢は29歳。左目50人 (57%)人 、21人 (24%)は両岸に罹患していました。内斜視患者では平均斜視角は28.6 +/- 18.4 プリズム。外斜視患者では32.5 +/- 14.5プリズムでした。58人の患者は内直筋にボトックス注射がなされ、30人では外直筋に注射がなされました。
結果: ボトックス治療の結果として、41人 (46.5%)は手術が行われました。12人 (14%)デはボトックスが引き続き投与されました。47人(53%)には長期にわたる斜視角の減少が見られました。短期的な副作用として11人に眼瞼下垂、 10人には垂直性の眼位ずれが見られました。
結論: これがデュアン症候群に対して診断的な目的でボトックスを用いた最初の研究です。これは長期的な利点も得られることのある安全な方法です。
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清澤のコメント:斜視をボトックスで治すという話は前からあるのですが、デュアン症候群にこれを利用するという話は目新しいですね。参考までに翻訳してみました。

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