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2010年3月24日

1343 子供のステンドグラスの絵とモンドリアン図形の話題

ステンドグラス 拡大

子供のステンドグラスの絵ですが、黒いラシャ紙の上に薄黄色の色画用紙を重ねて、その上に黒で線を書き込みステンドグラスの枠を作っています。黄色部分に赤青緑の色を置いたり、いくつかの三角や四角を切り抜いて黒にしたりしています。

また、葉脈のところを切り抜いて反転し、黒い地の中に葉脈を描きこんだり、星形を加えたり、と、さまざまな工夫も加えています。

この工作を見て思い出したのがモンドリアンの絵です。
WIKIPEDIAによれば、ピエト・モンドリアン(Piet Mondrian、本名ピーテル・コルネリス・モンドリアーン Pieter Cornelis Mondriaan 1872年3月7日 – 1944年2月1日)は19世紀末-20世紀のオランダ出身の画家。ワシリー・カンディンスキーと並び、本格的な抽象絵画を描いた最初期の画家とされています。

赤い木
モンドリアンは、初期には風景、樹木などを描いていたが、やがて完全な抽象へ移行しました。有名な「リンゴの樹」の連作を見ると、樹木の形態が単純化され、完全な抽象へと向かう過程が読み取れるそうです。

ニューヨークブギ
その作風は、「冷たい抽象」と呼ばれます。水平と垂直の直線のみによって分割された画面に、赤・青・黄の三原色のみを用いるというストイックな原則を貫いた一連の作品群がもっともよく知られます。

一方、視覚生理学の実験では色という概念を研究するのにモンドリアンの描く絵になぞらえてモンドリアン図形という言葉がしばしば使われます。

ーーー曰くーーー(http://www.ne.jp/asahi/d/ama/essay/003aj.htmlから引用)
ランドの研究で使われたモンドリアン図形のような抽象的状況においては,脳内の活動はほとんどV1とV4に限局していることが判っているが,自然な色をした自然な物体を見たときは,これらに加え海馬(記憶に関与する)を含むいくつかの領野が活性化されることが判った.この相違によって,神経科学的にはモンドリアン的な抽象化に見いだせる意義は大きい.

さらにフォービストのような不自然な色に塗られた物体を見た場合,V1/V4と,自然な色の時に活動したのと別の位置の部位が活動し,海馬は活動しなかった.この部位はモニター部位と呼ばれ,普通ではない要素を見たときに活動する部位である.

これらの現象の理由はまだ明らかではないが,少なくとも色彩知覚には大きく3段階があることが考えられる.

・V1の機能として,(視野内の)全ての点における波長構成の計測
・V4複合領野の機能として,波長構成の絶え間ない変化を切り捨て,各波長帯の光量比から色を構成する
・海馬,前頭葉,下側頭葉皮質の機能として,対象に色を付け,その正否をモニターする.
ーーー引用中止ーーー

semir zeki解ったような解らぬような。まあヒトの色覚の中枢がV4と呼ばれる視覚連合領の一部にあって、ファンクショナルmriなどの機能画像を用いた視覚生理学の実験では色覚の中枢がこのV4にあることが示されているというお話です。

興味のある方は”脳のヴィジョン”というゼキさんの本をご覧ください。著者の叫びが聞こえる様な名著です。元は訳本でも12000円のペーパーバックス(またまた自慢で恐縮ですが、このロンドン大学解剖学の教授サミール・ゼキさんには一度だけですがミラノの小さな視覚生理学の学会で会ってじかにお話したことが有ります。)

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