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2010年2月1日

1259 網膜静脈閉塞に伴う漿液性網膜剥離についての論文紹介

46網膜静脈閉塞に伴う漿液性網膜剥離
(Serous retinal detachment associated with retinal vein occlusion);
Tsujikawa A, Sakamoto A, Ota M, Kotera Y, Oh H, Miyamoto K, Kita M, Yoshimura N;
American Journal of Ophthalmology (AJO) 149 (2), 291-301.e5 (Feb 2010)

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目的:網膜剥離に伴う漿液性網膜剥離の病気の形をOCTで調べること。
デザイン:従来のカルテを調べる
方法:91人の91眼で網膜静脈閉塞症によって黄斑浮腫をおこし、スペクトラルドメインのOCTを含む眼科の検査を受けた患者。

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結果: 網膜静脈閉塞症に伴って黄斑部に類のう胞様浮腫病変をを示した、また殊に網膜外層において網膜の浮腫は強かった。76眼 (83.5%)にはフォベアを含む漿液性剥離を合併していて、その厚さは64 ミクロンから 871ミクロンに及んでいた。(219.2 +/- 161.6 microm)である。52眼が小さな基底を持つ点状の剥離を伴っていた。網膜剥離の点はいつもフォベア(黄斑窩)の下にあった。

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その場所は腫脹した神経感覚網膜が内側に引き込まれているかのように見え、その結果点状の剥離になっているかのように見えた。剥離を示さなかった2眼は経過の観察中に剥離を生じた。

51これとは対照的に24眼がもっとドーム状の基底が広い剥離を示した。そしてさらに18眼では、初診で見られた点状の剥離が、経過観察中にドーム状に変わった。何例かでは、わずかの網膜外層の不連続性が腫脹した感覚網膜の最外層に見られた。

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結論: 網膜静脈閉塞症ではまず小さな点状の網膜剥離が黄斑窩の直下にでき、それがドーム状の網膜剥離に変化してゆく。OCT所見を見ると、私たちは、黄斑の構造、殊にミューラー細胞のコーンがこの剥離の形成に関与していると考える。

—-抄訳中止ーー
清澤のコメント:最終著者名から、京都大学からの論文ですね。これもマイアミのDuco Hamasaki先生が英語を見てくださった論文なのでしょうか?
静脈閉塞症で黄斑浮腫が出ることは知ってましたし、それに伴って小さな剥離が出ていることは見ていましたが、それをまとめて論文にまでするというのには精密に分析する眼が必要ですね。
肉眼で見てもわからない程度でしょうからOCTは此処でも大活躍ですね。
もちろんこれは漿液性網膜剥離ですから、手術をしたりする対象になるようなものではありません。それこそ、アバスチンなどが効く類のものでしょう。

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