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2010年1月13日

1225  杉とヒノキの花粉症 2010年 (2010.1.13)

1212  杉とヒノキの花粉症 2010年(2010.1.13)

咳
今朝の通勤電車では同じ車両の5人の方々が使い捨てのマスクをしていました。すでに下り坂のインフルエンザよりも花粉症の対策ではないかと思いながら拝見いたしました。
今頃から花粉症というと早すぎと思われるでしょうが、今年はもう花粉症で目を痒がる患者さんが来院を始めています。
マスク

また、花粉症は花粉に暴露する約1か月前に予防の点眼などの薬を使うのが良いとされていますのでその気のある方はもう早めに対応をお取りください。

当医院では2010年の杉とヒノキの花粉症に対する対策をまとめたビラを作ってその配布を始めています。特にコンタクトレンズをお使いの患者さんは、この季節だけでも一日ものにするなどの対策をお考えください。 

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花粉カレンダーを見ると、ヒノキとハンノキの花粉はもう飛んでもよい季節です。
今年の傾向は
”2010年 春のスギ・ヒノキ科花粉総飛散数は、6~8月の気象条件から過去10年(2000~2009年)平均と比較して関東以北では30~70%、東海から九州にかけては70~100%になる見込みです。ただ、10年平均自体が、近年増加傾向であることに注意が必要です。一方、2009年と比較すると、全国的に30~90%になると予想されますが、関東以北では最大でも60%程度のやや少ない飛散となるものと思われます。”ということですが、ある人の言うところでは、アレルギーはオンかオフのいずれだから、花粉の量が少なくてもかゆいものは痒いとも言われています。江東区では2月10日ころからの飛散予想の様です。

花粉症予防には1か月前から、つまり新年早々からの予防投薬が理想的とされています。例年、12月には花粉症のビラを作って1月早々に配布していますが、もうその季節だという事ですね。

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スギ花粉を作る雄花は、前年の夏に気温が高く、日照時間が長いと多くできます。
例年、スギ花粉が下火になりますとヒノキ花粉に引き継がれ、5月の連休頃には終息します。

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もっとも杉や檜の花粉が悪者にされていますが、私の生まれた長野県木曽郡大桑村(当時は西筑摩郡と呼ばれていました)は江戸時代から檜の産地として有名ですし、鹿児島県屋久島や宮崎県日南市飫肥も杉で有名な場所なのですが、昔はそのような地域でも花粉症など聞くことは無かったと思います。

つまり、戦後の杉の植林に原因を求める意見は根強いのですが、生活や食べ物の都市化に伴う人々の体質の変化の方が主な原因ではないかと私は思うのです。

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花粉症に対して打つことの出来る対策などを挙げてみます。

花粉症の位置づけ
季節性アレルギーのうちアレルギーが植物の花粉で起きるものを特に花粉症と呼びます。この花粉症のうち95%が強い眼症状を示します。

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花粉症の症状
花粉症のアレルギー性結膜炎としての症状としては、まず目のまわりがかゆくなり、まぶたがはれぼったくなり、結膜がはれてきます。重症になると結膜にも浮腫が生じます。

花粉症の血液検査
IgE抗体を多く作りだす体質の人がアトピー体質、あるいはアレルギー体質と呼ばれます。

昨シーズンまでは採血をしないとIgEの量を知ることができませんでしたが、今シーズンからは涙液中のIgEがイムノクロマト法を原理としたキットで測れるようになります。日立化成が作っているアレルウォッチという製品です。その結果はクラス2(陽性)、クラス1(弱陽性)、クラス0(陰性)に分けられます。有病正診率73.6%、無病正診率100%、全体での正診率は78.4%だそうですから、血液検査をゴールデンスタンダードとすれば、ややラフなスクリーニング的なテストということになります。

この体内でIgEの量は採血でも調べるリストテスト(RIST)で測定できます。また、杉花粉など特異的IgEの量はRASTテストで調べます。この結果は棒グラフで示され、その人のアレルギーの原因が何か(杉かヒノキか、はたまたハウスダストやダニなのか?複数の原因物質に反応することもまれではありません。)を明らかにしてくれます。

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花粉症の治療
初期療法: 具体的対策としては、初期療法といってスギ花粉が本格的に飛散しはじめる1月前からケミカルメディエーター遊離抑制薬である抗アレルギー点眼薬使用を開始する治療法が注目されています。

この薬剤にはパタノール、リザベン、インタール、アイビナールなどの点眼薬が含まれています。

花粉症を激しく起こす量での飛散は、東京では例年2月10日頃です。ですから治療開始をその1月前とすれば新年早々に治療を開始すべきだということになります。

実際の眼のかゆみが強いときには、パタノール、リボスチン、アイビナールなど抗ヒスタミン作用を有する抗アレルギー内服薬のヒスタミンH1受容体拮抗薬を併用するのも良いでしょう。

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最近はパタノールなど、抗アレルギー作用と抗ヒスタミン作用との両者を持つ薬剤に人気があります。

更に症状が強い時期にはフルメトロンなどの副腎皮質ステロイドの追加投与も可能です。

また、鼻咽頭の炎症症状が強い際には、アレロックやアレグラなどの抗アレルギー薬の経口剤の併用も有効であるとされています。

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花粉症を回避するセルフケア
花粉症の症状を軽く済ませるためには薬剤の使用のほかに次のような工夫が有効です。
○ 飛散の多い時間での外出を避ける。
○ 洗濯物を外に干さない。
○ 眼鏡、ゴーグル眼鏡、モイスチャーエイド等の利用。
○ 花粉防止マスク、帽子、マフラーを着用し花粉の付着を避ける。
○ コンタクトレンズを避け、この期間は眼鏡使用にする。
○ 花粉を家の中に入れないように、室内に入るときには花粉を払う。
○ 防腐剤無添加の点眼で流す。
○ ファーストフードや加工食品の摂りすぎに注意し、バランスのとれた食生活に改善する
○ たばこやお酒、刺激性の強い香辛料などの摂取は控え目にする。

杉花粉症は夏の気象条件が翌年の飛散量を左右するといわれています。すなわち暑い夏の翌年は花粉が多いということで、2010年の花粉症はやや軽いと予想されます。

花粉症をお持ちの患者さんは早めに花粉に対する準備をお初めください。

◎2週間や1月のコンタクトレンズをご使用の方は、花粉が残るのを防ぐためにこの期間レンズをあきらめて眼鏡にするかまたは一日交換のレンズにするのも良いかも知れません。

新たな情報が入手できたら追加でお知らせいたします。

私のブログには花粉症の記事がいくつかあります。(⇒その記事にリンク)

2009年05月24日
903 アレルギー性結膜炎、花粉症について2007年12月25日
476  杉とヒノキの花粉症 2008年(2007.12.24)
2008年12月01日
734  杉とヒノキの花粉症 2009年(2008.12.1)

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。
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