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2009年11月9日

1126 コンタクトレンズと化粧品、クレンジングオイルでシリコンコンタクトレンズは変形します

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今日のビジョンケアセミナーは6つの科目に各2つづつの講義があり、全部で12もの講義です。すべてを紹介したらそれこそ大変ですので、最後に月山純子先生(医療法人白寿会山本病院)のコンタクトレンズと化粧品の話を紹介しましょう。

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ーーーお話の要点メモーーー
コンタクトレンズと化粧品

最近、目元を強調した粘膜インサイドラインといった眉毛の内側やマイボーム腺開口部付近にまでアイラインを塗る化粧法がしばしば行われます。この時に用いられるアイラインなどの化粧品は、途中で落ちにくくするために脂質を多く含ませてあります。これを落とすには油で油を浮かせて落とすクレンジング剤が必要でこれが用いられます。

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ここ数年で急速にシェアを拡大しているシリコーンハイドロゲル(SHCL)は、従来の親水性ハイドロゲル素材にシリコーンを加えることにより、高い酸素透過性を達成したものです。シリコーンは基本的に親油性ですから、親水性になるようにレンズの表面には様々な工夫がしてありますが、それでも脂質の吸着は従来のハイドロゲルよりも強いです。

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そこで、クレンジングオイルを直接シリコーンハイドロゲルレンズに塗布してこすり洗いを繰り返してみますと、クレンジングオイルの脂質がレンズに吸着して浸み込んで、レンズの一部を膨潤させて、レンズに変形をきたしてしまう場合が見受けられます。

ですから、シリコーンハイドロゲルを患者に使わせる際には次の説明が必要です。

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1、レンズの脱着の前には石鹸で手を洗いハンドクリームをしっかりと落としてからにする。

2、コンタクトレンズをしたままでのクレンジング剤による化粧落としは避けるべきである。

3、結膜嚢に油脂が入らぬようにクレンジング剤の使用には、コットンや綿棒の使用を推奨する。

4、マイボーム腺からの涙液油層は眼の乾燥を避けるすぐれた”化粧品”なので、それを破壊するような眼瞼粘膜への化粧の塗布は避けるのが賢明であると説得しよう。
ーーー要点ノート終了ーーー

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涙液油層を破壊するのでマイボーム腺の開口部への化粧の塗布が好ましくないという話は、岩手県の鈴木武敏先生の記事(⇒リンク)以来、私も気にしていましたが、今回のお話で教わった通り、化粧落としのクレンジング剤はシリコーンハイドロゲルレンズに触れると、その一部に浸透して厚く膨潤させてしまうことでレンズに変形をおこしてしまう様です。明日からはレンズの不調を訴える患者さんがいた場合にその可能性も考えて対応をしてみましょう。

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今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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