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2009年11月4日

1115 ”人工光への継続的曝露はうつ病の原因に ”という意見が出ています。

光に関連した話題をもうひとつ
”人工光への継続的曝露はうつ病の原因に ”
というネズミの実験結果が神経科学の学会で発表されたようです。(元記事にリンク

鬱病の治療には強い人工光線を当てるなどの治療(その解説の一例にリンク)も行われていますから、一件逆説的にも聞こえる結果ですが、四六時中光を当て、睡眠をとれなくすれば精神にも影響を与えることは考えられますので、人口の光がうつ病に良くないというのは短絡的かもしれません。

光を浴びてメラトニン産生が調節されることによって、動物(人間)の体内時計はコントロールされていますから、時間の調整は精神を安静に保つには重要と考えられ、殊にこの論文が言う様にICU(集中治療室)を24時間明るくしておくのは患者さんには苦しかろういとは眼科医の私でも、往診にICUに行くたびに常々思っていたところでした。

ーーー引用開始ーーーー

人工光への継続的曝露はうつ病の原因に

夜間に過剰の光に曝露すると、うつ病の原因となることが示された。米オハイオ州立大学の研究で、マウスを光のある部屋に1日24時間置いたところ、通常の昼夜サイクルのある部屋に置いたマウスよりもうつ病症状が多く示されたという。

しかし、1日中光に曝露されていても望めば暗い場所に行ける環境にあったマウスは、24時間光曝露マウスよりもうつ病症状が少なく、「光を避けることができれば、うつ病への影響が抑えられる」と、筆頭著者で同大大学院生のLaura Fonkenは述べている。

共著者の同大学教授Randy Nelson氏は「この知見は、人工の光がどの程度人間に影響を与えるかを知る必要性を示唆するものである」と述べるとともに、「逃れることのできない持続光はうつ病症状を増加させる。人間での抑うつ疾患の増加率は、現代社会では夜間の光の増加と一致している。多くの人が自然ではない光に曝露されており、実際に健康に影響している可能性がある」と付け加えている。

Fonken氏は「人工光の健康への影響を調べることは、夜間シフトで働く人や、夜遅くまでテレビをみて通常の明暗サイクルを乱している人にとって重要」と述べている。また、Nelson氏は「病院の集中治療室(ICU)はしばしば夜間でも明るく、これが患者にマイナスの影響を与えているかもしれない」と指摘している。

ーーー引用終了ーーー
清澤のコメント:文頭に記した通りですが、wikipediaにも次のうつ病に光療法が有効という立場での記載があります。人口の光はかなり明るく感じても、曇りの日の太陽光よりもかなり光量は少ないものです。実際の感覚と物理量としての光量がかなり食い違うという事は考えておかねばならないかもしれません。

ーーWikipedia,引用開始ーーー
うつ病 (非季節性情動障害 )
光療法は非季節性のうつ病の治療にも有効であることが実証された。光療法がうつ病に効果があるかどうかは古くから検討されてきたものの、有効、無効の両方の報告があり、有効であることの決定的な証拠はなかったが、最新の研究成果によりその有効性が実証されるに至っている。

照射光
照度と時間については諸説があり、医療機関によって指示される照度と時間は異なるが、2,500ルクス以上で有効との意見が多い。しかし、実際の治療では、5,000-10,000ルクス程度の照度を30分-1時間程度照射するケースが多い。有効/無効に個人差はあるが、有効の場合は数日-2週間程度で効果が現れると言われる。また、改善した状況を維持するため、効果発生後も定期的に実施するように指示される場合もある。

自然光でもよいが、光の照射時間を変えられる点(睡眠障害治療では夜間に照射するケースがある)、照度調整が可能である点(明るすぎる場合、人によっては不快に感じる)、室内使用可能である点(うつ状態では、そもそも戸外に出たがらない)などから、治療目的では人工光が用いられるケースが多い。

自然光を用いる場合、とくに健康法を目的とする場合、「朝日を浴びる」という表現が用いられることがあるが、曇り空は約10,000ルクス、雨空であっても約5,000ルクスと光療法としての照度は充分あるため、必ずしも日光を浴びる必要はない。もちろん約10,000ルクスの照度を持つ「朝日を浴びる」ことができるなら、それが最高の光療法である。
ーーー引用終了ーーーー

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今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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