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2009年11月2日

1112 水泳の後に洗眼をさせるかどうか?

水泳の後に洗眼をさせるかどうかというのはよく聞かれる話題です。水泳後、洗眼はしないほうが吉として、以前の私のブログの記事(素敵なマネーライフ より引用)2009年05月12日でも話題にはしていました。
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目は洗わないほうがよい 3 
水泳後、洗眼はしないほうが吉。目の表面は涙の層に守られています。水で目を洗うとその大切な涙の層が壊れてしまい、かえってウイルスに感染する危険性が高まりかねず、現在、洗眼はすすめられていません。目には常に新しい涙が分泌されているので、水泳後は清潔なタオルでそっとふいてあげるだけでよいでしょう。なお、透明な小さなコップなどで目を洗う行為も、目の健康にはよくありません。
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最近の日経メディカル2009年11月号(2009.10.29)(⇒リンク)にもこのテーマの記事が出ていましたので引用しておきましょう。

ーーー引用開始ーーーー
学校などではプール水泳後に感染や塩素による眼障害を防ぐため洗眼を勧めているが、水道水洗眼は角膜を傷害し、眼保護にはゴーグルを着用することが望ましいことが慶應大学眼科グループの研究で分かった。みさき眼科クリニック(東京都渋谷区)院長の石岡みさき氏が、第63回日本臨床眼科学会で発表した。

 石岡氏らは、63人の健常被験者をゴーグル装着群と非装着群に無作為で分け、さらに各群を(1)水泳後に水道水で洗眼(2)生理食塩水で洗眼(3)洗眼せず──の3群に分けた。1時間の水泳前後で、視力、眼圧のほか、生体染色、アンテリオールフルオロメトリー(AF)などの検査を行った。

 その結果、ゴーグル非装着群では、水泳直後の生体染色スコアとAF値が、水泳前に比べて有意に増加しており、角膜上皮の障害が示唆された。また、生体共焦点顕微鏡検査の所見でも角膜上皮の表層細胞が脱落していた。一方、ゴーグル装着群では水泳前後での所見の変化はなかった。

 さらに水泳後の洗眼について、各群で比較したところ、ゴーグル装着群、非装着群ともに角膜障害の程度に関して有意差はなかった。だが、ゴーグルを装着して水泳後に水道水での洗眼を行った群の中で、生体染色スコアおよびAF値が著しく増加していた人が2人おり、水道水でも眼表面の障害が起きる場合があることが示唆された。なお、今回の研究では、感染症を発症した人はいなかった。

 石岡氏は「ゴーグル装着は眼表面の保護に有効と言える。今回感染への影響までは明らかにできなかったが、人によっては水道水の洗眼は眼表面を障害する恐れがあるため、注意が必要と言えるだろう」と話している。
ーーーー引用終了ーーーー
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きちんとした実験を行い、結果をまとめて、米国の眼科雑誌に出したようですね。
再録しておくのが良いと思いましたので転載いたしました。学校医は最近は毎年この質問を保健担当医師から受けるかと思います。ご参考になればと思います。

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今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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