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2009年10月29日

1108 マイボームという単語をgoogleで調べると

謹啓
清澤眼科医院通信では、さまざまな疾患や治療法を取り上げて記事にしています。神経眼科領域や眼瞼痙攣など特に私が特化したものもありますが、それらから派生したもので自分がそのオーソリティーであると主張するわけではない疾患にも解説は数多く及んでいます。

たとえばマイボームという単語をgoogleで調べると、私のブログに2006年11月10日に記載した210 マイボーム腺の話題(霰粒腫、麦粒腫ほか)が3位に、また、2007年04月13日に記載した318 吉富式マイボーム腺圧迫鉗子によるドライアイの治療が4位に出てきます。これらは、今日読み直してみましても、それほど間違った記載ではないと思います。

これらをご覧になるのでしょうか、”私はライアイなのだが、マイボーム腺のつまりを何とかしてほしい”と言った具合に自分で早々と確定診断をつけ、”吉富式マイボーム腺圧迫鉗子による内容物圧出をして欲しい”と手段まで指定して見える患者さんが来院して困惑することがしばしばあります。

ドライアイに対しては、ヒアレインを使ったり、就寝前に軟膏を塗布していただいたり、マイボーム腺の大きな梗塞を除去したり、吉富式マイボーム腺圧迫鉗子によって油性の分泌物を圧出するお掃除を施したり、ドライアイの改善のためにコラーゲンプラグを使ったり、あるいは同目的でイーグルプラグを設置したりと患者さんごとに異なった対応を考えます。

その手段の選択に原則はあるのですが、私が良いと思っても患者さんが怖がって、涙点プラグは使えないという場合もあります。そこで、私は患者さんの対応を聞きながらかなりファジーに治療手段を探しています。

害があるほどの物ではありませんから、希望者には吉富式鉗子によるマイボーム腺圧迫でマイボーム腺のお掃除をするマッサージを試してもよいのですが、すべての方にこの方法が有効というわけではありません。また先の記事の中にも書きましたが、この圧出という方法はそれほどオールマイティーな方法でもありません。

ドライアイ治療では、マイボーム腺圧迫でマイボーム腺のお掃除をするマッサージ法は選択肢の一つではありますが、これを私がほかの方法以上に優れているとして特にお勧めする物ではありません事を改めてお伝えいたします。

その辺りをご理解の上で、さまざまな治療法の説明を聞いて、ドライアイに対する最善の治療法を患者さんが選んでいただけるとよいかと思います。
                                   敬白

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