お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2009年9月14日

1122 目力の秘密 若倉雅登著 をいただきました

709
本日東京駅近くのホテルで若倉雅登先生の還暦のお祝いがありました。
先生は奥さまとともに出席され、北里大学の先輩である諸先生を来賓にお招きし、また同級生や私たち後輩が多数参加しました。

712
先生は、私にとっては昭和56年に東北大学から北里大学に神経眼科学の勉強をするために国内留学をさせていただいたときの指導医で、尊敬する先輩です。

現在は井上眼科病院院長、日本神経眼科学会理事長、日本眼科学会の評議員などなどの要職を務めて居られ、眼瞼・片側顔面痙攣友の会の顧問もなさって患者さんに慕われています。

713
その会で参加者に渡されたのが、この項で紹介しようとする目力の秘密(めじからのひみつ 若倉雅昇著)です。著者の署名つきです。

目次は
第一章:子供の眼の秘密
第二章:目と脳と心の秘密
第三章:瞼に隠された秘密
第四章:目力アップの秘密
第五章:目力をとりまく日本の医療事情
です。

714
ちょうど一年前でしたが、この本ができたばかりのときにも戴いていまして、昨年の8月に読後感想文を書いてありましたので(⇒リンク)ここに再掲載します。
(本日の本は若倉先生の指示に従い大事にしてくれそうな方にお回しします。)

ーーーー引用ーーーーーー
715
第1章 子供の目の秘密
視覚は予め用意されたものではなくて、使う事によって神経の連結が完成されてゆくと言ったお話。最近、赤ちゃんの視力が弱いようだが果たしてその子の発達は正常か?と聞かれることが有りましたが、この章はそんな質問をする親御さんにも紹介したい内容です。

716
第2章 目と脳と心の秘密
この章にも注意欠陥多動性障害とかシャルル・ボネ症候群とか失明恐怖症とかいくつもの面白い単語が登場します。過剰診断される緑内障、何でも緑内障にするなという下りも若倉先生らしいコメントです。

717
第3章 瞼に隠された秘密
この章では若倉先生の十八番の眼瞼痙攣(瞬目制御異常、眼瞼ジストニア)が登場します。この疾患は、”日本に20から50万人はいる”という割とありふれた疾患なのですが、正しい診断がつけられていないことも多く、患者さんは目を開けていられないという現実と、周りがその病気を理解してくれないと言う2重の苦難に直面しています。患者さんによる”眼瞼・顔面けいれん友の会”を立ち上げさせたのも若倉先生の仕事です。

718
第4章 目力アップの秘密
フリーアクセスにおける甘えの構造という話がこの章にはでてきます。病気と向き合う事は患者さん本人にしか出来ないと若倉先生は言います。医師の5分類というのも出てきて着実Cタイプがよいのだそうです。サプリメントや日本のジェネリック医薬品の欠点にも話が及びます。

719
第5章 目力をとりまく日本の医療事情
日本の医療費は高くないというこれも若倉先生の持論が展開されています。私などは国民健康保険はやがて生活保護並の補助だけになるのではないかと想像しているのですが、”医療崩壊が進んでいるといっても医療者が必死でその崩壊を守ろうとしているから、ここ数年で本当に崩壊するには至らないのではないか”というのが若倉先生との先日の議論ですが。保険会社、保険機構の前時代性に対する批判も若倉先生らしい患者の立場にたったものです。

相変わらず新しいアイデアと患者さんに対する温かい視線を感ずる良い本だと思います。
ーーーーーー引用終了ーーーーーーーー
721
今回、目を通し直してまた見つけたのは、次のフレーズです。

”以前はどこの大学にも一人はいた眼窩主従の出来る医師が今は極端に減っています。経済優先になってしまったために症例が少なく、時間がかかり割の合わないこうした手術はやらなくなってしまった結果なのです。”

722
私も先日、眼窩リンパ腫が疑われる患者さんをを大学の神経眼科外来で見せられました。しかし眼科の後輩に生検を指示することはできず、形成外科に診断のための生検をお願いました。どこでもそのような状況になってきているのでしょう。

723
間もなく”日本の医療は三流になってしまった”というような題の本が出版されるそうです。この本の内容はこの五章の続きのようになるのでしょうか?

best doctors logo vertical (ベストドクターズとは)

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

管理頁
清澤眼科医院通信最新ページへ(リンク)します

携帯SEO
今日:
昨日:

相互リンクページ,相互リンクstation) 眼科眼科医フォーチュンクッキー日記&ブログ
720

Categorised in: 未分類