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2009年9月8日

1013 甲状腺機能亢進症に対する抗甲状腺薬または放射性沃素治療後の眼球運動障害

甲状腺機能亢進症(Graves病)に対する抗甲状腺薬またはI-131による治療後の甲状腺関連眼球運動障害。

甲状腺研究グループ。 臨床内分泌学と新陳代謝雑誌 Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism  (2009年9月)

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概要: これまでの無作為化試験は甲状腺機能亢進症(Graves病)に対する放射性ヨウ素治療が甲状腺関連眼球運動障害(TAO)に関連が有ることを示唆している。

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目的: この研究の目的は、放射性ヨウ素もしくは抗甲状腺薬での治療を受けた患者での甲状腺関連眼球運動障害(TAO)の増悪率もしくは発生率を比較することである。

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デザイン: 私たちは4年の経過観察で、無作為化試験(TT96)を行った。

患者、と設定条件、およびそれに対する介入: 甲状腺機能亢進症を最近診断された患者は(1)沃素-131で治療される163人の患者と(2)抗甲状腺薬で18カ月間治療される150人の患者に、無作為に分けられた。 両方のグループで、T4との早めの交換がなされました。

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主要な結果の判定: 沃素-131治療グループは63人の患者(38.7%)甲状腺性眼球運動障害を生じていて、抗甲状腺薬で治療されたグループの32人の患者(21.3%)よりも向上先生眼球運動障害の発生や増悪は多かった(P<0.001)。 コピー ~ 057

結果: 甲状腺性眼球運動障害(TAO)の発生のリスクは、沃素-131で治療された53人の患者では抗甲状腺薬で治療された23人の患者より多かった。

723しかしながら、すでに甲状腺性眼球運動障害を治療開始前に持っていた41人の患者の中では放射性ヨウ素で治療されたグループの10人の患者は、抗甲状腺薬で治療されたグループの9人の患者よりもより多く甲状腺性眼球運動障害(TAO)二悪化をきたしたというわけではなかった。

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喫煙は、甲状腺性眼球運動障害の悪化や発生する危険に関連する事が示された。
そして、放射性ヨウ素によって治療された喫煙者は、総合的に甲状腺性眼球運動障害
の最も高いリスクを持っていた。しかしながら、喫煙者のグループでは、甲状腺性眼球運動障害野発生や悪化は、甲状腺機能亢進症に関する治療の選択には関連がなかった。

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結論: 放射ヨウ素治療は甲状腺機能亢進症における、甲状腺性眼球運動障害の発生の重要な危険因子である。喫煙者は治療法の如何にかかわらず甲状腺性眼球運動障害の悪化や発生に取って、最も高い危険を持っている。

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清澤のコメント:日本ではあまり放射線沃素を用いた甲状腺機能亢進症の治療は行われていないので、この論文の主なメッセージは意味がありませんが、喫煙をする甲状腺機能亢進患者が非喫煙者に比べて眼球運動障害を起こしやすいというメッセージは注目されて良いように思います。

私のブログには甲状腺眼症二関連した以下の記事があります。

62 甲状腺眼症と眼窩筋炎https://www.kiyosawa.or.jp/wp/archives/50445877.html

2009年02月23日
791 ドライアイを示す患者の甲状腺眼症を読んで

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今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

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