お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2009年9月4日

1008 防災の日(9月1日)と防災週間に思う

防災の日(9月1日)と防災週間

88
9月1日は『防災の日』で、この日を含む1週間(2009年は8月30日~9月5日)は『防災週間』なのだそうだ。1923年(大正12年)の9月1日に発生した関東大震災の教訓を忘れないため、またこの時期に台風が多いことから制定されたということである。

87
私の祖父(清澤源十)は松本から生糸の商売で横浜方面に出掛けており、ちょうどこの地震に遭遇したらしい。ほこりまみれになって、命からがら中央線沿いではなく東海道経由で松本にたどり着いたということである。職員から義捐金を集めて手ぬぐいを購入して送ったという記録もある。

プレート
さて、この図は首都圏で直下型地震が起きる場合の想定される震源である。3つの震源の候補があるのだが、東京湾北部と呼ばれる地域の中に江東区南砂町駅は存在する。(図のクリックで拡大されます。)

86

NHKの首都直下型地震の特集では、事業継続計画BCP(business continuity plan) とか帰宅困難者とかの単語を解説する形で番組を制作していた。

事故
ここ南砂町でも秒速30メートル以上の風が吹くと荒川の鉄橋上を地下鉄車両が運航することができなくなって、地下鉄が止まることが時々ある。歴史を紐解くと、この荒川鉄橋では風で電車が脱線して鉄橋を損傷して復旧に長期間を要したという記録がある。(⇒リンク

1292

また、あれは昨年だっただろうか、台船のクレーンが荒川を超える高圧線をひっかけて断線し、江東区や江戸川区に数時間にわたる大停電を引き起こしたこともあった。

南砂町

幸い院長である私は朝の出勤が約一時間ほど速いことと、電車が止まっても予定時間からは遅れるが隣の東陽町までは地下鉄東西線が動いていることが多いから、ここ数年以内の事故では約1,5キロの道を歩けば職場にたどり着くことが可能であった。

1305
そのような原因で、当医院でも複数の従業員が始業時間には出勤できないという事故には年に数回は遭遇している。幸いにもその際でも、今までは近隣に住む従業員の手で診療の開始は可能であった。

当医院では、職住隣接の職員を増やしてはいるが、皆が近隣に住むというわけにもゆきかない。職員が始業に集まれない場合の作業手順を決めておくことは必要であろう。

89
また、逆に帰宅できない事態が生じた場合の対策を考えておくこともまた必要である。院長の私は院長室に泊まり込めばよいのであるし、住居の遠い職員がお昼寝をする程度の場所の余裕が無くはないが、すべての従業員が泊まり込める環境の職場ではない。だから、場合によっては一晩程度、近隣に住む職員の家などに頼る必要も生ずるかもしれないと感じた。職場にも1~2日分の食糧や水を備蓄することが必要と感じたので、その備品はさっそく購入の手配を職員に指示した。

さて主要な防災の用語をおさらいしておこう。

◎BCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことである。
http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_a/bcpgl_01_1.html
に詳しい説明がある。この中には現在の会社の準備が妥当けどうかの簡易テストもあるのでお試し願いたい。

また
◎帰宅困難者(きたくこんなんしゃ)とは、”自宅から見て遠隔地(勤務先・学校・旅行など)において、 主に大規模な地震に遭遇した際に、公共交通機関が動いていないため、帰宅することが難しくなった人々のことを言う。おおむねその距離が20km以上の人たちを言う。”というから職場で地震に遭遇すれば私もこの帰宅困難者である。

728
◎ 帰宅困難者心得10箇条というのもあるようだ。
1、つくっておこう帰宅地図
2、歩いて帰る訓練を
3、事前に家族で話しあい(連絡手段、集合場所)
4、携帯ラジオをポケットに
5、ロッカー開けたらスニーカー(防災グッズ)
6、机の中にチョコやキャラメル(簡易食料)
7、季節に応じた冷暖準備(カッパ、携帯カイロ、タオルなど)
8、安否確認、災害伝言ダイヤルや遠くの親戚
9、あわてず騒がず状況確認
10、声を掛け合い助け合おう
あらかじめ心がけておける項目も少なくはない。

91さらに
◎防災週間 (防災の日を中心とする8月30日9:00~9月5日17:00、つまり今週中) には災害用伝言ダイヤルを試してみることができるそうである。被災地の住民は、電話番号171に電話し、自宅の電話番号などをキーにしてメッセージを登録する。被災地以外の関係者はやはり電話番号171に電話し、被災地宅の電話番号を入力してメッセージを再生するものである。

90
まあ、くだらないことを拾い集めては見たのだけれども。今後何十年かの内にに東京が直下型地震を経験する確率は50%を超すそうであり、それほどの高いリスクを我々は背負っているということと思う。この準備が実際に役に立つことが起きなければ幸せである。

今日も最後まで眼を通してくださりありがとうございます。

管理頁
清澤眼科医院通信最新ページへ(リンク)します

Categorised in: 未分類